夜な夜な銀座に出現した、手越祐也(2017年)
9→8→7→6→4→3
“山Pと愉快な仲間たち”扱いだった
「もともとNEWSは、Jr.時代に圧倒的な人気があった山Pのいるグループということで、“山Pと愉快な仲間たち”と言われてきました。4人になったときも、山Pと関ジャニと掛け持ちで活躍し、主演ドラマも多数あった錦戸のダブル脱退で、ハンバーグプレートの付け合わせだけが残った、と揶揄(やゆ)されたこともありました」
「キャッチーなメロディーと、意味はわからなくても印象的な“チャンカパーナ”というフレーズの強さ。これによって、これまでの山P所属時代のイメージを一新、4人のNEWSを印象付けることができました。その直後、野外コンサートの中止に関し、ファンが“暴走”し騒動を起こしたことで、ヒット曲をもじりNEWSファンのことを“パーナさん”といじり気味に呼ばれるなど、いろんな意味でお騒がせの多いグループです(笑)」(同前)
真摯なまっすーが救われる時代へ
「デビュー時期やメンバーの年齢も近く、そしてグループ脱退者も多いので、よくKAT-TUNと比較されることもあります。手越が脱退すれば、くしくも両グループ3人ずつになることから、ネットでは“合体しちゃえばいいのに”と冗談を飛ばされたりもしていますね(笑)」(スポーツ紙記者)
「ジャニーズでここ20年ほどで解散したデビューグループは、SMAPしかいないんです。残るメンバーに存続の意思があれば、どんな形になってもグループは存続するというスタイルのようですね」
「グループは残すけれども、あくまでも個人メインというスタイルなんでしょう。グループ活動の実態がずっとない少年隊や、『鉄腕DASH』などグループ番組は継続するものの、山口達也脱退後は一度も音楽活動を行なっていないTOKIOなどの例もあります。現在活動自粛中のSnow Manの岩本照、そして昨年謹慎となったHiHi Jetsのメンバーなど、近年のジャニーズ 事務所は、社会的なモラルに反する行動にはかなり厳しい処分を下しています。逆にいえば、仕事に対して真摯な姿勢を見せるタレントが報われるようになっています」
「もともとファンの数も多くスキャンダルとも縁遠いまっすーが、『ゴチバトル』の新メンバーに選ばれたり、フジのネタ番組のレギュラーになっていたりと、“いい仕事”を振り分けてもらっているようにも感じます。SNS中心の世界になり、好感度の高いタレントがますます求められる時代に合わせた方針転換ではないでしょうか」
〈取材・文/渋谷恭太郎〉