(左から)藤原丈一郎、高橋恭平、大西流星、西畑大吾、道枝駿佑、長尾謙杜、大橋和也。関西ノリながら曲はラブソング系が多い
「“うぶ”な気持ちを忘れず、7人で手を取り合って歩んでいきたいです」
「メンバーは大橋さんのほか、藤原丈一郎さん、西畑大吾さん、高橋恭平さん、大西流星さん、長尾謙杜(けんと)さん、道枝駿佑さんの7人。デビュー前から多くのバラエティー番組に出演していました。デビュー曲『初心LOVE』は発売初日で50万枚を売り上げました」(スポーツ紙記者)
関係者絶賛のなにわ男子
「デビュー前から関西のワイドショーやローカル番組に出演し、“お笑い”に関してみっちり鍛えられてきたので、バラエティーのノリはバッチリ。今年4月からテレビ朝日系のバラエティー番組『まだアプデしてないの?』が始まり、10〜20代の女性を中心に話題になっています」(テレビ局関係者、以下同)
「スタッフとの打ち合わせで、“こういうことをして、おもしろくしたい”と積極的に意見を出してくれます。また、アイドルなのにNGがほとんどなく、顔中クリームまみれになるのもいとわない。“爪痕を残したい”という思いが強いので、スタッフの期待値も高く、彼らを起用したがる番組が多いんです」
『まだアプデ〜』では、人気お笑いコンビのニューヨークと共演しているが、彼らもなにわを絶賛している。
「“ジャニーズにはなかなかいないタイプだよね”と褒めていますよ。以前、番組で大喜利をする企画があったのですが、そこで芸人顔負けの回答をして驚かされたそうです」
「リーダーの大橋さんと最年長の藤原さんがしっかりしていて、年下のメンバーにもきちんと礼儀を教えているんです。テレビ局ではスタッフとすれ違うたびに大きな声で挨拶していますし、“関西ノリ”で現場をいつも明るくしてくれますよ」
「大阪の松竹座で行われた舞台で、顔色が悪いJr.の子に“大丈夫?”と声をかけたり、稽古で出遅れている子を熱心に指導していたそうです。仲間内で愚痴を言い合うような雰囲気になっても、“そういう話はやめようよ”とやんわりと注意する。彼を慕うJr.は多いです」(レコード会社関係者)
「高橋さんは自他ともに認めるナルシストキャラであることをテレビで公言していますが、素顔の彼も発言どおり。
最近は新型コロナウイルス対策のため、雑誌のインタビューでもアクリル板越しに話すことが多いのですが、高橋さんはアクリル板に映った自分の前髪を常にチェックしていますね(笑)」(同・レコード会社関係者)
ジャニーズの“原点回帰”
「インタビューではライター数名で代わる代わる取材し、写真撮影もあるので現場はバタバタ。でも、大西さんはそんなときに“僕、いま手空いてるから、取材OKですよ”と冗談を言って和ませてくれます。みんな忙しいのに疲れた様子は見せたことがありません」(芸能プロ関係者、以下同)
「なにわの所属レーベルはJ Stormです。同社は、'01年11月12日に設立されたので、なにわのデビュー日はちょうど20周年にあたります。
J Stormの代表を務めるのは、ジャニーズ事務所の社長・藤島ジュリー景子さん。“アニバーサリーイヤー”にデビューさせるグループとあって、何としても売り出したいのでしょう」
「嵐は昨年末で活動休止し、TOKIOも“独立”したので、音楽活動はできない。KAT-TUNも今年15周年を迎えましたが、たび重なるメンバーの脱退もあり、6人時代に比べると勢いが落ちたことは否めません。その点でも、なにわには、“いずれ看板グループになってほしい”という期待もあるのでは」
『ジャニーズは努力が9割』(新潮社)の著書があり、ジャニーズ事情に詳しい霜田明寛氏は、なにわに新たな“ジャニーズ黄金期”到来の可能性を感じている。
「'98年に放送されたテレ朝系のバラエティー番組『8時だJ』で経験を積んだメンバーで構成された嵐(大野智をのぞく)は、翌年デビュー。その後スターダムを駆け上がりました。
「やはり、ジャニー喜多川さんの功績だと思います。'18年になにわが結成された当時、関西のジャニーズJr.にグループがない状態が続いていました。しかし、ジャニーさん肝いりであるなにわの結成を機に、Aえ!group、Lil かんさいなど、個性の強いグループができましたから。