Twitterにアップロードされた音声と投稿
「あの子たちは毎日、踊ってるだけだからね」
この音声には、「キー局若手女子アナ MとI」という画像とともに10個の音声データが存在していた。
『週刊文春』(9月17日発売)は、女子アナMは森香澄アナウンサー(以下、森アナ)、Iは池谷実悠アナウンサー(池谷アナ)だと報じている。その信憑性は高く、音声データの内容も、彼女たちの仕事と一致していた。
「森アナは学生時代に女子大生タレントとしても活動し、趣味はアイドルのダンスを“完コピ”すること。その趣味がこうじてか音楽番組『MelodiX!スペシャル』の番宣で欅坂46の『アンビバレント』を披露したり、テレビ東京が配信するYouTubeチャンネルでは『ガラスを割れ!』を踊っていましたよ」(女子アナウォッチャー)
「学生時代、東京ドームでビールの売り子をしていたらしく、1日に300杯売り上げたこともあるようです。森アナと同じくYouTubeチャンネルでは“歌うまアナウンサー”としてヒット曲をカバーしてますよ」
A「なんか乃木坂46を真剣にやってもさ、あんまり動きがないから、お遊戯会みたいな」
B「『ドレミ(日向坂46の楽曲)』(を踊ったとき)も思ったんだよね。“あ〜踊れてたな事前に”感が出ちゃうから。やっぱり『アンビバレント(欅坂46)』が良いんだよねいちばん。“練習したんだね”感がでるじゃん」
A「“めっちゃ頑張ったね”とは思うよね。乃木坂は“もともと好きで見てたら覚えました”感があるよね」
B「ダンサーでもハードなスケジュールだよって言われた。……ありがたいけどさ、もうちょっと扱いをさ……」
A「うんうん、わかる。ヒドイよね。こっちだってずっとそれ(ダンスや歌唱)だけやってるわけじゃないから」
B「そうそう、ダンサーじゃないから」
A「あの子たち(乃木坂46や欅坂46)は毎日、踊ってるだけだからね、こんなこと言ったら悪いけど」
B「そう。本当にそう! 写真撮られて、歌うたってぇ」
A「踊るのが仕事だから、それでいいけどね」
――そもそも、盗聴はどのような犯罪になるのか
「意外に思われると思いますが、盗聴自体は犯罪として規定されていません。ただし、盗聴に付随する行為が犯罪にあたることが多くあります。今回の場合、盗聴器を設置するという正当でない目的で、部外者がテレビ東京の建物に立ち入ることは、建造物侵入罪が成立する可能性があります。
――建造物侵入罪が成立する場合どんな刑罰を受けるのか
「建造物侵入罪の法定刑は、3年以下の懲役又は10万円以下の罰金(刑法130条)です。
営業秘密侵害罪の法定刑は10年以下の懲役若しくは2000万円以下の罰金(不正競争防止法21条1項)です」
――盗聴した音声データをSNSにアップロードする行為は犯罪にあたるのか
「今回のアップロードは、テレビ局所属のアナウンサーの人気を貶める目的で公開されたものとおもわれるので、偽計業務妨害罪が成立する可能性があります。また、犯罪ではありませんが、プライバシー権の侵害として民事上の不法行為責任(損害賠償)を問われる可能性はあります」
――偽計業務妨害罪が成立する場合、どんな刑罰を受けるのか
「偽計業務妨害罪の法定刑は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金です(刑法233条)」