容疑者が運営していたサークルのHP
「容疑者は2021年9月~2022年12月頃までに売春を目的に、男性参加者から1万~1万5000円を受け取った上で、女性には数千円をわたし、名古屋市内のホテルの部屋を提供するなどした疑いがもたれています。男女の会員をホームページで募り、LINEやメールで開催場所や日時を連絡していたとみられ、会員数はなんと800人にものぼったとみられています」(全国紙記者)
容疑者が女性と待ち合わせ、ホテルに連れて行き……
「確かに表向きはそうですね」
「サークルのサイトのHPには参加費のことなどは一切書かれておらず、メッセージのやりとりなどで行われる“面談”のなかで会費についても説明されるといいます。男性に関してはあくまで紳士的な人を求めており、風紀についても厳しく取り締まっていた。
個人同士の連絡先の交換などはNGなど、ですね。容疑者が女性と待ち合わせてホテルに連れて行き、参加者男性と合流するといった流れでした。入室前に身分証も確認するという徹底ぶり。プレイ内容などが記載された“企画メール”が定期的に会員に送られてきて、内容に適した男性を選考し選ばれるといったシステムだった」
「容疑者は21年の夏ごろから前任を引き継ぐかたちで“サークルの管理人”になりました。“アベ”と名乗っていましたが、今回の逮捕報道でそれが実名でないことがわかりましたね。普段は別に仕事もしていたようで、“時間は融通がききやすい”と話していたといいます。だから週末問わず、平日の昼間にもパーティーは開催されていた」(以下同)
“反省会”と称して居酒屋で飲み
「募集する女性は20歳〜49歳までと決まっているのですが、サイトを通じて頻繁に面談をしていました。不安な女性には直接会って面会もしていたそうです。お茶をしたり、ランチをしたりしながら、アベさんもフランクに自己開示をしたうえで女性を安心させる。そして、“企画”を練る。
お相手の男性は何人がいいか、どんな行為がしたいかをしっかりヒアリングしていく。女性ももちろんそういった普段できない性行為を求めて応募してくるので、話は弾むことが多い」
「アベさんは女性の意見を尊重しながらも、時には“(男性)5人くらいはどうでしょう?”といったように人数や内容の提案もするのだそうです。というのも、パーティーが行われる数時間のなかで、複数の男性が同時に果ててしまった際、変な間が空いてしまったりといったことがないよう、ある程度の人数がいたほうがいい、といった具体的な理由から。オーガナイザーとして、シチュエーションを計算・管理していた」
「パーティーはシティホテルで開催されることもありましたが、一泊数万円はする名の知れた高級ホテルで行われることも。色々と経費もかかっていたんじゃないかな。アベさんは女性のプライバシー保護のために車で女性を迎えにいったり、男性陣とはパーティーが終わったあとに居酒屋で“反省会”と称して飲んだりして仲が良かった。
報道されている情報だけでは“ヤバいパーティー”というふうにみられがちですが、フレンドリーなコミュニティだったような気もします。その中心にいたのがアベさんだった」
「売春行為にあたると思っていなかった」──容疑者の声が取調室に響く。