2021年11月、直撃取材を受ける神田正輝。多くは語らずタクシーに
「特技のスキーをしながらアルバイト暮らしをしていた神田さんが、23歳のときレストランで出会った裕次郎さんから“撮影の見学に来いよ”と言われたのがきっかけ。あれよあれよと素人のままドラマ出演が決まってデビューしちゃった、というのは有名な話です。『太陽にほえろ!』をはじめ数々のドラマに出演して渡哲也さん、舘ひろしさんとともに50年近く、『石原軍団』を中心で支えてきた人です。まぁ、世間的にはそれよりも松田聖子さんの“最初の夫”というイメージのほうがずっと強いでしょうけど」(スポーツ紙記者)
実家は20年も放置されて
「“セリフが覚えられないから、もう俳優はやらないんだ”って。ここ数年、台本を覚えるのにだいぶ苦労していたそうでね。いまの仕事は長年続けている情報番組『朝だ! 生です旅サラダ』の司会だけです」(テレビ局関係者)
「神田さん本人は“もうお芝居にもドラマの世界にもまったく未練がない”って。過去は振り返らないというか、あっさりしているというか」(同・テレビ局関係者)
「実は神田さん、実家の処分に困っているんです。ほら、最近、東京なんかでも言われるようになってきた“空き家問題”を抱えちゃってね。お母さん……松竹少女歌劇団でも活躍した女優の旭輝子さんが亡くなられてから、その家をもう20年も、ずーっとほったらかしにしているそうで」(神田の知人)
放置された家の掃除は近隣住人が
「空き家は誰でも抱えうるリスクです。親が亡くなり自宅から離れた実家を相続することになったり、高齢者施設に入所する際に空き家化してしまうケースが多いので」
「もともと正輝のおばあちゃんの家だったんです。正輝が高校生のころに輝子さんとこの家に住むようになって。高校、大学とこの家から通っていましたよ。雪が降ると家の前の坂道で一緒にスキーをしたもんです」(近所の住民)
「神田さんは子どものときから美少年でね。やっぱりスキーが好きだったみたいで、よく車に道具を積み込んでは山へ出かけていましたよ。輝子さんは舞台だったり講演会だったりで全国を飛び回っていて、あまり家にいなかったんです。だからおばあちゃんがずっと神田さんの面倒を見ていましたね」
「輝子さんが亡くなってからは、輝子さんの後援会の人たちが中心になって家の片づけをしていたみたい。神田さんは何もせず放置したまんまでねぇ。窓はずっと閉めたっきり、雑草もぼうぼうだし。この夏はネズミが2匹家の中に入っていくのを見かけましたよ。ツタの落ち葉やなんかの掃除も、お向かいの方やウチがやっているんです」
「近所も迷惑しているし、何より老朽化もしているから、何かあったら怖いでしょう? 近所のみんなが迷惑しているんですよ。人づてに神田さんに掃除や管理をお願いしたら“実家の管理は俺じゃない”“俺も母の弟と連絡がつかなくて困っているんだ”と言っていたって」(住職)
直撃取材にみせた“歯切れの悪い対応”
「空き家のそばで暮らす近隣住民からすると“何もしない所有者は悪い人だ”となってしまう。一方の所有者は空き家のすぐ近くに住んでいないケースが多く、リアルタイムの状況を見ることも聞くこともなかなかしづらいんです。日々の生活や仕事もある中で所有者も“ちゃんと管理したい”とは思っていても、だんだん疎かになってしまうんです」(上田氏)
「いちばん怖いのは放火。空き家は人の目が届きませんし、敷地内にゴミなどがポイ捨てされやすく、放置されていれば、マッチ1本で火をつけられてしまいます。火災が発生して延焼となれば、損害賠償を請求されることもありうる。状態の悪い空き家を何年も放置しておくのは非常に危険なんです」(上田氏)
「僕はあそこには住んでいないんですよ。あれはおばあちゃんの家で。(同じ区画に)全部で3軒あって、僕は別のほうに住んでいたんで……」
「……今後、管理、掃除はするようにします。仕事の打ち合わせがあるので、もう勘弁してください」