同時デビューをした、ジャニーズのSnowManとSixTONES
「特にSnow Manのオリジナルメンバーが、自分たちの入所時期やジャニーズJr.歴が長いことを自虐ネタにしています。デビュー13年目に入るHey! Say! JUMPのメンバーと同時期に入所した子もいるので、確かにデビューまで長かったですね。SixTONESも、『ザ少年倶楽部』(NHK)でSexy ZoneとKing & Princeと共演したとき入所順に並んでみると、デビューしている2組よりも入所の早いメンバーだらけで、微妙な感じになったこともあります」
バレーデビュー組は10代ばかり
「グループのデビュー時の平均年齢が、これまでのA.B.C-Z記録(24歳)を、Snow Man(24.6歳)が上回りました。個人での最年長デビュー記録も、A.B.C-Zの五関晃一くんの26歳7か月、続いてジャニーズWESTの中間淳太くんの26歳6か月を、Snow Manの深澤くんが更新したことになります」(同芸能記者)
「V6(19.1歳)、嵐(17.2歳)、NEWS(17.2歳)、Hey! Say! JUMP(15.6歳)、Sexy Zone(15歳)と、バレーボールワールドカップの開催に合わせてデビューする、いわゆる“バレーデビュー組”は、いずれも平均年齢が10代でデビューしていますね。最年少記録はマリウス葉くんの11歳7か月でした。いきなりJr.から抜擢(ばってき)されたメンバーも含まれていて、Jr.歴の長いグループとは対照的ですね」(同)
幅広い層にアピール
「ひとつはコンプライアンスの問題ですね。昨年もHiHi Jetsの未成年メンバーがプライベート写真の流出で、年内謹慎処分を受けました。過去にも未成年の喫煙や飲酒で処分されたタレントはいましたが、現在はさらに厳しくなっている時代。リスク的にも、デビューは成人してからのほうがいいという判断があると思います」
「以前はジャニーズアイドルは小・中学生にとって“憧れのお兄さん”的存在でしたが、ファンの年齢層の広がりを見据え、もう少し大人のほうがより広い層にアピールすることができます。
「Jr.の中には、ほかにも30歳を越えるメンバーが所属する宇宙Sixというユニットや、25歳や24歳のメンバーがいるTravis Japan、関西ジャニーズJr.にもアラサーJr.が複数います。彼らはダンスなどのパフォーマンスを評価されている実力派なので、デビュー組のバックとしても重宝されますし、単独公演もできる人気があります。彼らにとっては、独立や移籍するよりも、このままジャニーズにいるほうがいい仕事ができ、デビューの機会が巡ってくる可能性もある。在籍するメリットは大きいのだと思います」
<取材・文/渋谷恭太郎>