安達有里さん 撮影/山田智絵
性別も時空も越えゆくボーダレスな女神!
カルーセル麻紀さん
タレント 77歳
「年とりすぎちゃったわよ、30年前に戻りたい! 長生きしすぎた」。いえいえ、今も変わらぬ艶やかなスタイルは、「食事は1日1回」を何十年と続けてきた賜物でしょうか。
「年とったからって地味なもん着ちゃダメよ〜! 周りに流されずに好きなもん着なさい!」と取材陣にカツを入れてくれました。
●今の自分に満足していますか?
満足してないわね。毎日でっかい7倍の鏡で見て化粧するから、どこにシミがあってどこにシワがあるか全部わかるんだからさ。
●生涯でいちばんつらかったことは?
やっぱりモロッコで(性転換手術で)40日間入院したことかしらね。そういえば、タマ取ったときも独房入ったときも40日間だったわ(笑)。
●将来の夢は?
自分のベッドで死にたいわね。もう垂れ流しでもなんでもいいから病院だけはイヤ。コロリと死にたいわ!
《プロフィール》 1972年にモロッコにおいて性転換手術。2004年には戸籍上も女性に。自身をモチーフにした小説『緋の河』(桜木紫乃著)が話題を呼んでいる。
200歳宣言! 生けるポジティブおとぎ話
松本明子さん
実業家 71歳
●今の自分に満足していますか?
今の自分はもちろん大好き!! 好きな芸能人とかタレントとかいませんもの。自分のことをすべて、こよなく愛しています♪♪
●生涯でいちばんつらかったことは?
結婚はルンルン〜♪ って感じなんですが、離婚は本当に……つらかったですねえ。
●将来の夢は?
将来の夢は200歳までに“心斎橋のシンデレラ城”を建てること! 「みなさんも姫と一緒に200歳時代までアゲアゲハッピー♪ でがんばりましょう」
《プロフィール》 大阪・心斎橋でブライダルサロン「ルアージュ」経営。タレント・歌手。アゲアゲハッピーなCD「超熟 美魔女」大好評発売中
子どもに大人気! 浪花のレディー・ガガ
林かおるさん
小児科医 5?歳
●今の自分に満足していますか?
満足しています。年齢がいって老化してシワもできていくのは年輪だなと思っているので、そのままで美しいと思っています。外見的なことよりも内面を磨くことが大事やと思います。
●生涯でいちばんつらかったことは?
内科医だった父親が亡くなったときですね。私はまだ大学院生で、そのとき苦労をいっぱいしたから、今の自分があるんやと思います。
●将来の夢は?
医師になる、自立する、すべての命のために尽くす……。私の夢はすべて実現したのでありません。
《プロフィール》 大阪府堺市「小児科林医院」院長、医学博士。動物愛護にも力を入れ、60匹の猫を飼い2軒の猫専用の家を持つ。プロレス好きが高じて、ベネチアのマスクを趣味として収集している一面も。
美の源は「ストイック&犬バカ」!?
かなつ久美さん
漫画家 55歳
●今の自分に満足していますか?
満足するわけないです! 好きなところも嫌いなところもあるから美容したり太らない努力をしてるって感じです。
●生涯でいちばんつらかったことは?
最愛の愛犬・りんごちゃんが亡くなったこと。当時は本気で「時を戻す方法」を検索しましたよ。
●将来の夢は?
犬の殺処分や野犬を減らすこと。生きているうちは難しいかもしれませんが、少しでもいい状況が見られたら微笑んで死ねます。
《プロフィール》 代表作は『OLヴィジュアル系』。最近は保護犬活動のテーマソングを作詞し、ただいまPVも制作中。
2代続いて美少女ぶりが衰えない!
安達有里さん
タレント・女優 62歳
●今の自分に満足していますか?
全然満足してないです! やっぱりハタチくらいのほうがいいよね。
●生涯でいちばんつらかったことは?
ないかも……。あ、朝早く起きなきゃ“いけない”っていうときはつらいです。束縛感が好きじゃないし、夜の時間を長く使いたいので。祐実のベイビーを預かるときの早起きとかは全然苦じゃないんですけどね。
●将来の夢は?
ライターさんになりたい。紀行文とかそういうのを読んだりするのが好きで。来世の目標かな。
《プロフィール》 娘の安達祐実を、子役から人気女優にまで育て上げた存在として知られる。最近気になっているのは「マグネット式のつけまつげ」だとか。
御年84歳、好奇心旺盛な世界最高齢セクシー女優!
小笠原祐子さん
AV女優 84歳
「84歳の作品も今年撮るし、10月には85になるからまた作品を撮るからね」と仕事に意欲を見せる小笠原さん。大好物は霜降りの牛肉やトロ、お仕事のほうも“ローションいらず”と胃腸も女性としての機能も現役! AVでの仕事はもちろん、近所の体育会系学生たちに毎日お弁当を作ったりもするそうで、若い人たちとの交流がビューティーキープの秘訣かも。
●今の自分に満足していますか?
満足してますよ。身体も元気だし、やっぱり姿勢かしらね。猫背にならないように。
●生涯でいちばんつらかったことは?
主人ががんで入院したことね。1年2か月、1日2回病院と家の往復。お互いに初恋で「アイラブユー」は軽いって、よくドイツ語で「イッヒリーベ」って言ってくれたものでした。亡くなる前に「もう抱けなくてごめんな」って手紙をくれたのよね。
●将来の夢は?
AVで若い子と交わること。車が運転できる限りは続けたいわね。
《プロフィール》 主婦、スナックのママを経て、81歳でAVスカウトされ女優デビュー。“第三の人生”を最高に謳歌中。
取材・構成/高松孟晋、週刊女性編集部