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ジャニー喜多川社長の死去を報じる、7月10日のスポーツ紙
「ジャニー(喜多川)さんを見舞ったタレントがいろいろコメントを出していましたが、誰も、会話をした、とは言わなかった。TOKIOの城島茂が6日のテレビの生放送で『思ったより顔色がよかった』と発言したことで、もう会話はできない状態なのだと判断しました」
「救急搬送された日から、いろいろ原稿を蓄積しました。歴代J担(ジャニーズ担当)記者にも出稿を頼みましたし、昔のジャニーズ事務所を知るOB記者にも原稿を頼んでいましたので、紙面を埋める分量はありますね。裏方ですけど、5面6面は割くと思いますよ。唯一、迷ったのは元SMAPの3人のコメントをどうするかということ。ジャニーズへの配慮はありますからね」
「案外、混乱はなかった感じですね」と付け加える。
頭を下げられない生粋の二世
「ジャニーズ事務所は1962年の設立以来、スポーツ紙と一心同体でやってきて、ジャニーさんもJ担をとてもかわいがっていました。なので葬儀に関する取材もすすめ、なんらかの形で記事にする予定でいたようですが、すでに事務所から“一切も触れてくれるな”と、お達しがあったようです。
ということは、もちろんテレビもNG。テレビの場合はお達しが出る前に、“ジャニーズ配慮”で現場に撮影クルーを出すこともしない、という方針ですけどね。もし出してしまえば、後日行われるお別れ会を締め出される恐れがあるからです」と、情報番組のデスク。
「テレビ局は、メリーさんを気にしてあらゆることを忖度しますが、メリーさんがこの先、10年20年と第一線にいることは考えにくい。新社長に就任する、メリーさんの娘である藤島ジュリー景子副社長(52)もクレバーな人物として業界では知られていますが、いかんせん頭を下げられない生粋の二世。どちらにしても“ジャニー・メリー体制”の双頭政治は終焉です」
<取材・文/薮入うらら>