(左から)松岡昌宏、城島茂、国分太一『東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアーファイナルイベント〜Tokyo2020500DaystoGo!〜』
城島、国分、松岡にインタビュー
城島「ご報告は2つあります。
解散しなかった理由
「いっそ解散」という選択肢はなかったという。
松岡「やはり“名前”ですね。先代の社長、ジャニーさんからもらった名前である『TOKIO』を、どうしてもなくすことができなかった。
松岡「東京都からいただいているお仕事ですから、TOKIOは3人になりますが、それでもやらせていただけるとしたら、われわれはありがたく引き受けさせていただきます」
城島「継続できるなら、お願いしたいという意向は伝えています」
松岡「先方様の意見があってなので、アンバサダーの件と同じで、2つのテレビ局さんが判断されて、われわれはやらせていただけるなら、やりたいと思っています」
TOKIO4人でのラストステージは?
松岡「今のところ、やりません。TOKIOとしての音楽作品も出す予定はありません。ファンに残念な思いをさせて、自分たちの悲しさと苦しさもあるのですが、'21年3月31日までは4人で活動しますし、解散とも言わないし、解散するつもりもない。
松岡「チャンスをいただければやりたいですが、それもいろんな形のTOKIOを作っていこうと思っています。音楽をやめるというのは考えていません」
松岡「個人になるんじゃないんですかね。僕も国分さんもリーダーも、自分で曲や歌詞も作る。3人でとなったら、3人で考える。今までは長瀬を中心にして、音楽のビジョンは彼が1番見えていたので、それに合わせて、われわれは納得してやっていた。
彼がいなくなったら誰かがプロデューサーになる、というわけではないんです。みなさんが思っているような音楽プロデューサーとはちょっと違う。もしくは音楽プロデューサーというか、一緒にやっている仲間はいますので」
新会社でのそれぞれの役割
国分「これまで持っていた“楽器”を“金づち”に持ち替える、というイメージです。
脱退する長瀬への想いとこれから
松岡「喜んでくれました。彼自身が新しい道を歩むというときに、彼もわれわれを気になるようで。3人で話し合った結果、会社を設立するという話をしたら、すごい喜んでました。道こそ変わりますけども、アイツものびのびとスタートができると思うので。
松岡「われわれの口からは何とも言えないのですが、本人いわく、コレをするということではなく、今までジャニーズ事務所にいて、いろんな番組で教わってきたこと、携わって勉強になってきたことを、彼なりの表現で伝えていきたい。それが何なのか、彼の中ではまだ決まっていないようです。
国分「言葉よりも先に、やっていることを見れば、やりたかったことは、こういうことなんだって、わかってもらいたいと言っていました」
松岡「どうなんでしょうね。バイトでボーカルしたいとは言っていましたが(笑)」
国分「今は、そういう発想はないですね。この先、お互いがよしとすれば可能性はあるかもしれませんが、今はまったく考えていないですね」
松岡「今後のマネージメントは、ジャニーズ事務所ではなく、株式会社TOKIOで行います。だから社長だけは、会社の売り上げも知ることになるでしょう。会社のハンコはちゃんとした経理担当に預かってもらうつもりですが」
城島「会社設立の会見は、改めてはしませんが、(城島がメインMCを務める)『週刊ニュースリーダー』で取り上げる題材にはなると思います」
山口達也も含めた「5人の絆」
松岡「国分さんが初めに相談をしたら“とても、いいんじゃない”って、ひと言でした」
国分「何回か話し合いを重ねるかと思ったんですが、すんなりで驚きました」
全員「あっ! まだ言っていない!」
城島「タッキーは副社長か!」
松岡「親会社の副社長だから、菓子折りとか持って行かないと! 滝沢には後で、ウチの社長から連絡させます(笑)」
松岡「昨日も30分、話しました。すごく応援したいと言っています。彼も彼なりに一生懸命、これから頑張っていくと言っています。今、何を頑張ればいいのかというのは、具体的に彼自身が決めることだと思いますが、とにかく、とても元気にしています」
国分「僕らは5人で始まっているので、今は4人で活動していますけども、形が変わっても5人の絆というのは変わりません。改めて山口と連絡していると話す場所がなかっただけ。ずっと、随時、絆は変わらない。こういう大きな節目のことは報告します」
松岡「山口のこともありましたし、われわれが25周年ライブやるというメンタルじゃなかったのは事実です。気持ちが追いついていなかった」
国分「ファンの皆さんには申し訳ない気持ちではあるんですけど、どういう形であれ、やればいいじゃないかというのと、やるなら最高のパフォーマンスをしたいのもあって。でも、メンタルがついていってなかった」
城島「タイミング的にも、そのときじゃなかった感じだったと思います」
松岡「もし、やるのであれば、誰かが“やろう”って言ったはずなんです。でも誰も言わなかった。誰かがやろうって言ったら、やるか? という相談はあったかもしれない。でも、誰かひとりがやろうっていうのもなかった」
未来へと踏み出すTOKIO
国分「TOKIOの形が変わって、その5年後ってことですけど、今まで区切りをつけて、いろいろやってきたと思うので、例えば『会社資料』が、本当に5年でちゃんとできてるのかっていうのも、ちゃんと見ながら進んでいかないといけないとは思う。ジャニーさんからいただいた『TOKIO』の名前を恥かかせないためにも。今までより、もっと丁寧に3人で向き合いながら、1年ずつ進んでいった結果、僕ら30年になっていたねって素直に喜べれば」
松岡「これからは、今まで以上に3人で話す機会が多くなる。なんといっても、株主総会がありますからね」
城島「タレント活動は3年後、5年後どうしてるか、というのは想像しづらいですが、会社としては3か年計画、5か年計画があって、具体的に割と見えてくるとは思っています。実現可能だったり、誰かに協力を要請したり。5年後に太い幹になって、根を張り、花を咲かせて、実をつけてと想像すると楽しい。なるべく実現可能に向けて頑張っていけたらと思いますね」
松岡「ないですね。よく言うのですが、彼らを後輩だと思ったことはないです。もともと個人事業主であって、グループに入ったのは先だから先輩にとらえられますけど。ステージに立ってお金をもらったらみんなプロなので。彼らには彼らのやり方があるし、道があるから」
国分「雑誌とかで“憧れの先輩は誰?”とか後輩たちは書くじゃないですか。いっさいないんですよ、TOKIOの名前は。そんな奴らは後輩じゃない!(笑)」
松岡「それは違う! 僕は一応、広報なんで、そこは止めときます(笑)」
国分「でも、リスペクトできるグループもあります。すごいと思いますよ。僕らの年齢での脱退と、彼らの年齢の脱退って、全然気持ちが違う。彼らのほうが本当に大変だと思うので、ちょっと比べられないところはあるし、頑張ってほしいなと思いますね」
松岡「ほかのグループの子が辞めるのを止めるぐらいあれば、TOKIOがこのようになっていないと思います。自分のグループのボーカルのやりたいことを尊重するわれわれは、ほかのグループの子が“やめたい”というのであれば、頑張りなさいって思います。その子にあったとこに行けばいい」
松岡「しないです。僕はいつも言いますけど、本当に結婚はしないです。というのも、僕は結婚というものに興味ないんです。テレビでもハッキリ言いましたけど、結婚していい人間としちゃいけない人間がいて、僕はしちゃいけない人間なんです。コレ、どんどん書いてください」
国分「こう言っちゃうのが、ウチの広報です(笑)」