柳楽優弥 撮影/高梨俊浩
「これまで蜷川(幸雄)さんや宮本亜門さんの舞台に出させていただいて。当時はこの段階からすごく緊張していたので、こんなに笑顔で取材を受けていなかったと思います(笑)」
「すごくワクワクしています。ヒーローものをやってみたいと思っていたんですけど、オファーがこなくて(笑)。さらに蜷川さんのもとで育った同世代の演出家と一緒にできるというのが、楽しみでしかたがないです」
「それまで蜷川さんの作品には藤原竜也さんしか出られないと本気で思っていました(笑)。でも気づけば若手を育てるみたいな雰囲気になっていて、その中で僕も拾ってもらえたことはすごくラッキーだったなと。
「そんなすごい作品が続いて、“次、何をやればいいんだろう”と。次の作品を丁寧に選びたいなと思っていたときに声をかけていただいたのが、今回の作品でした」
挑戦してみたい作品は、意外な……
「今まで妻(豊田エリー)が藤田さんの作品に2回出させてもらって、それがすごく楽しそうで。共演の青柳いづみさんとは妻を通して食事をしたり、初詣も一緒に行く仲。もともと信頼関係があるところからなので、すごくいいスタートが切れていると思います」
「がむしゃらにやってきた気がします。20代前半はなかなか仕事をもらえない時期もあり、作品の邪魔にならないように自分なりに頑張ることを目標にしてきて。その中で自分の好みを20代で見つけて、それを30代で実現できたらいいなというのが理想のビジョンだったんです。
「反省点はたくさんありますけど、後悔していることは一切ないです」
「ここ数年、英語を勉強中です。僕の計画だと19歳でペラペラになってる予定だったんですが(笑)。周りの独身の友達と比べると、20代は自分の時間があまりなかったのかなと。子どもも大きくなるので、英語もそうですが、これからは自分の趣味みたいなものを見つけていきたいですね」
「メジャーな作品にもっともっと出たいなと思っています。ラブストーリーにも挑戦してみたいですね。意外ですか?(笑) いろんなものにチャレンジしていって、みなさんに“面白い”と言ってもらえるように、これからも頑張っていきたいと思います」
<出演情報>
舞台『CITY』
5月18日(土)~26日(日)彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/6361)