橋本環奈、片寄涼太 撮影/吉岡竜紀
片寄「すごく自然で直球のラブストーリー。すがすがしくて好きだな、というのが完成した作品を見た感想です」
“AB型あるある”で盛り上がったふたり
片寄「当日も“本当にいらっしゃるのかな?”と思っていました」
橋本「お会いしたときに、そう言われました(笑)。初日は、共演シーンが少ししかなくて。わりと仲よくなったのは、次の日ですね。遊園地で1日中、撮影をして。“AB型あるある”で盛り上がった記憶があります」
片寄「それを明かすと、すっごく恥ずかしいんですけど……。それに言い始めるとキリがないくらい出てくるんですよ」
橋本「そうそう(笑)」
片寄「AB型っていうのは、基本、AB型である自分を好きなんです」
橋本「確かに」
片寄「それと、AB型ってあまりテレないんです」
橋本「わかる!! あと、意外に協調性がある」
片寄「そう。AB型って、変わっている人が多いと思われるみたいで」
橋本「でも、変わっている自分も嫌いじゃないんです(笑)」
片寄「そうなんですよね~。こんな話をしてました(笑)」
芸能人という設定ならではの“マスク越しのキス”
片寄・橋本「テレないですね」
片寄「映画の予告編にも出ていた“鼻かじキス”の撮影は、橋本さんに内緒でやったんです。AB型って、予定外のことがそんなに得意じゃないんですよ。なので、さすがに驚かれていましたね」
橋本「めっちゃ、ビックリしました。台本には“鼻にキスをする”って書いてあって、リハーサルまでそうだったんですけど、本番で突然。原作のコミックにある“鼻かじキス”、実写ではやらないんだなと思っていたんです。
片寄「僕もこの作品以外で人の鼻をかじることはないんじゃないかと思います(笑)。でも、原作の再現性が高い、すごく印象的なシーンになりました。
“鼻かじキス”のほかにも、たくさんのドキドキや胸が締めつけられる瞬間が閉じ込められている作品。その中でもふたりが印象に残っているというのが“マスク越しのキス”。
片寄「マスクは、芸能人という設定のこの作品ならでは。女性はドキドキすると思いますよ。(同じ芸能人である)こっち側からするとヒヤヒヤしてしかたないほうのドキドキもあって」
橋本「この作品で描かれている芸能界って、本当にリアルなんです。“マスク越しのキス”も人通りのあるところで引きの画で撮影をしていて、すっごくリアリティーがある。芸能人っていう設定じゃなかったら“なんでマスクしてるの? 取りなさいよ”ってなりますよね(笑)」
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《国民的スターの楓と、GENERATIONSの片寄涼太》
「グループで音楽活動を経験し、そこから俳優になった楓は自分に近い環境ですごく共感できました。周りの人から“たぶん、見た人は楓と片寄くんを重ねるよ”って言われたんですけど、そうやって作品を楽しんでほしいという気持ちもあります。映画のような恋愛を自分がするかは、どうですかね……」
《優等生だけど夢見がちな高校生の日奈々と、“1000年にひとりの逸材”橋本環奈》
「私自身は日奈々と似ているところがなくて。楓のような王子様に憧れた経験もないですし。高校生って2〜3年前のことなんですけど、もうこの仕事をしていたので、日奈々とは違う生活をしていました。当時は、友達に“誰々に会った?”ってよく聞かれました。みんな芸能界に憧れがあるので」
ふたりがこれから挑戦してみたいこと
片寄「バレエをやってみたいと思っています。甲が高くて、足の形がバレエ向きだってよく言われるんです。あまりやっている方の話を聞かないのもありますし、挑戦してみたら楽しそうだなと思って。いつかやってみたいです」
橋本「趣味を増やしていきたいです。好奇心旺盛で、いろいろ手を出しちゃうタイプなんですけど、今後ももっと。次は、キャンプに挑戦してみたくて。キャンプ好きな友達もいるので。あと、釣りとか、アウトドアな趣味を作りたいです」
映画『午前0時、キスしに来てよ』12月6日(金)全国公開
出演:片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、橋本環奈、眞栄田郷敦ほか
配給:松竹