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須藤早貴容疑者(インスタグラムより)
「密室での毒殺事件。出入りしている人間は限られている。県警は明らかにしていませんが、当日の死亡直前の飲食物については確認しており、その中に致死量の覚醒剤を盛られたことは確かです。そのため、自宅内にいた、早貴容疑者と、家政婦の女性の二人に県警は注目していました」(県警担当記者)
「野崎氏の著書とされる『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』(講談社)によると、早貴容疑者との出会いは、羽田空港で転倒した際に、やさしく手を差し伸べてきた、だそうですが、野崎氏が生前に付き合っていた女性は、すべてが金銭を支払った相手といいます。早貴容疑者もそんな中の一人で、ある人物に謝礼を払って斡旋させたのです。過去には、そうやって紹介された女性に、自宅から金品を盗まれるという被害にもあっていたのに。とにかく女性は好きだった」(同)
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「早貴容疑者は『東京の部屋を整理する』という理由で、結婚直後から東京に帰ったままだったんですよ。それで、結婚の条件である『月に100万円』のお手当てだけは受け取っていた。これには、社長もキレて『離婚するかどうか、はっきりせい』と、早貴に決断を迫ったのです」
「それで4月に早貴はイヤイヤ田辺にやって来たんですが、夫婦には見えませんよね。家事はすべて家政婦のTさんがやってるし、早貴は、何かと外に出て、自宅に立ち寄らないようにしていた。運転免許を取りたいと、自動車学校に通い始めたのです」(会社関係者A)
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「社長は気分の浮き沈みが激しい人。機嫌がいい時はやさしいが、悪いと怒鳴り散らすし、金についても渋くなる。早貴について『もう離婚や』などと叱責することもあったと聞きます。あと、早貴容疑者のアダルトビデオ出演が話題になっていますが、社員は結婚する頃には全員知っていましたね」(会社関係者A)
夫婦の食事の時でもずっとスマホを見ていた早貴容疑者
「社長が女性に金を払うのはいつものことです。好みの女性を紹介してくれる複数の業者から、ひっきりなしに写真などが送られてきていました。会社事務の担当は、いつもそうした女性の口座にお金を振り込んでいましたよ。早貴とは結婚していましたが、社長はそれまで変わらず『別の女性の紹介』も受けていました」
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「食事に行った時、車から早貴が先に降りて、スタスタと先に歩いて行くんです。それを社長がヨチヨチ歩きで後ろからついていく。早貴は社長をまったく気にしない様子でした。食事の時にも会話もないし、ずっとスマホを見てます。夫婦ということを周囲に知られたくないようでした」(会社関係者B)
「それでも、社長の男としての意地なんでしょう。人前に出る時には、イブ・サンローランのスーツを着てますし、杖なんか絶対に使わなかった。そうしたこだわりはありましたね。でも、あれだけは……」
「脳梗塞の後遺症なのでしょう。ここ最近は、シモのほうが本当に緩くなっていて、社長と会っていると、失禁することが多くなった。オムツもつけるようになっていました」(野崎氏の知人)
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「社長のお風呂を掃除するんだけど、浮いているのです、アレが。社長は垂れ流しだから。だから、早貴は、社長とは別の一階のお風呂を使っています」
店屋物の食べカスと犬の臭いと、アレの臭いで……
「社長の居室は、絨毯にところどころ黒い染みがあるんです。社長の愛犬のイブちゃんが粗相をしたものらしく、それが固まっていて。それを避けなくてはいけなくて。また、社長は『イブが粗相をした』と、従業員に掃除を言いつけるんですけど、部屋に行くと『これ、犬のじゃない』ということが何度もあったんですよ。社長の部屋は、何らかの食べカスと犬の臭いと、アレの臭いで、気分が悪くなることがありました」(会社関係者A)
「社長はキスだけで満足するから、それ以上はやっていないって」
「若い女の子にとって、社長はとにかく我慢が必要な相手だったはず。その点だけは、ちょっとだけ早貴に同情するんですが……」
「須藤容疑者への取り調べは、何度も行なわれて、ウソ発見器にまでかけられている。かなりつよいメンタルがないと、否認し続けることは難しいと思います。物証が出ていないことが、須藤容疑者が強く出られるところなのでしょうが、県警は物証ナシでも状況証拠の積み重ねで起訴して有罪に持ち込むこめると踏んでいるようです」(冒頭の県警担当記者)