市川海老蔵
《最初に麻耶さんの動画を観た時、何が起こっているのか俄に理解できませんでした》
4月21日発売の『週刊文春』で、ついに市川海老蔵が沈黙を破った。同誌の130分にわたる直撃取材に応じ、小林麻耶と夫・國光吟氏との間に起きたトラブルの“真相”を明かしたのだ。
発端は3月10日、國光氏が自身のブログで麻耶と離婚していたことを明かし、句読点を一切使わない4000字に及ぶ文章を投稿。その中で《堪忍袋ももうきれそう》と、海老蔵に食ってかかったことに始まる。
そして同月21日、夫のYouTubeチャンネルに登場した麻耶が、次々と動画内で海老蔵の醜聞を暴露していったのだ。
中でも「麻央ちゃんの病室で競馬を楽しんでいた」との闘病中だった元妻・麻央さんを蔑ろにするような告発は、たびたび愛を口にしていた海老蔵からは想像できない、信じがたい悪態ぶりだがーー、
「麻耶ちゃんの暴露内容は“だいたい合っていた”という印象ですね」と苦笑いするのは、文春記事を一読したワイドショー・芸能デスク。
「もちろん、海老蔵と麻耶ちゃんの捉え方の食い違いや、多少の勘違いもあったのでしょう。それでも、彼女が“海老蔵に襲われた”などと訴えた話にも“誤解を招いた”と表現するなど、根幹はあながち間違いとも言えなかったということ。
また『女性セブン』にキャッチされた“パパ活”疑惑や、再婚についても言及。もともと物事をハッキリいうタイプですが、まさに“完オチ”といった様相」
「謝罪だけでは許さない」和解の条件とは
3月31日に麻耶がブログで明かした、“海老蔵からの謝罪”も事実だった模様。なんでも、まず麻耶にLINEで連絡して謝罪し、その後に夫婦と知人男性の3人と対面してあらためて謝罪の意を示した海老蔵。これで和解と思われたが、そうはいかずーー。
当初は謝罪を望んでいたはずだったが、《謝罪だけでは許さない》と和解条件を提示してきたという麻耶と國光氏。その条件というのが、海老蔵のYouTubeチャンネルに彼らを出演させること、そして公開謝罪をするというもの。
その場で「返事が欲しい」という2人に対し、「持ち帰らせてほしい」と何とか保留という形で納得させた海老蔵。しかし、彼は条件を飲まなかったのか、またも苛立った様子でブログでの“口撃”を再開させた麻耶だった。
「一聞すると、それで“悪夢が終わるなら夫婦をYouTubeに出してやればいい”と思うでしょう。でも、海老蔵は何としても避けたかった。彼にとって、このYouTubeチャンネルは市川宗家、そして歌舞伎界に関わる重要なコンテンツなんですよ」
とは、歌舞伎界に精通する芸能リポーター。海老蔵がチャンネル開設をしたのは2020年6月のことで、本来ならば、この時点で彼は「十三代目市川團十郎白猿」、そして長男の勸玄くんは「八代目市川新之助」として襲名公演の舞台に立っているはずだった。
「コロナ禍で延期されたわけですが、いつ襲名が決定してもいいように先行して『EBIZO TV 市川團十郎 白猿』のチャンネル名にしたのです。先祖代々引き継いできた名跡『市川團十郎』の名がつくものに、それが例えYouTubeであろうと“汚点”を残すわけにはいかない。
その時期未定だった襲名披露も、年内実現の予定で進められているといいます。これまでダンマリだった海老蔵が口を開いたのは、“きれいな身”で、騒動をクリアにさせてから臨みたい思惑が見えますね」(前出・芸能リポーター)
“家族だけのアルバム”でもあるYouTube
1度でも動画を投稿してしまえば、仮に削除した際には夫婦から再び攻撃される恐れもある。彼ひとりの趣味で運営するYouTubeではないだけに、おいそれと麻耶らを出演させるわけにはいかない事情があるようだ。
また、日々の家族の姿を公開しているYouTube。仕事面だけでなく、勸玄くんや長女の麗禾さん、そして亡き妻のためにも“守るべき場所”なのだとか。
「過去の動画を含めて唯一、“コラボ”企画としてヒカキンが登場しているだけで、お店のスタッフなどを除いて、メインで出演しているのは海老蔵と子どもたち3人だけ。
それこそ、今なおブログも同様に、動画でも“麗禾ちゃんの顔出しはしない”との麻央さんとの約束を守り続けているんですよ。まるで、天国にいる彼女に子どもたちの成長を見せるために記録する、“家族だけのアルバム”なのかも」(同・芸能リポーター)
文春の取材では《麻耶さんはいつまでも麻央の姉。今でも家族だと思っています》と結んでいた海老蔵だが、“本当の家族”としてはもう見ていないのかもしれない。
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