2017年9月3日に行われた婚約内定会見から丸3年が経過したが……
「持病の悪化を理由に、安倍晋三首相が辞任を表明したことで、9月14日に自民党総裁選挙が行われる予定です。
岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長が出馬を表明していますが、来年9月までの任期を安倍政権での方針を継承するとみられる菅義偉(すがよしひで)官房長官が大本命でしょう。
ただ、政府主催の行事もある皇室にとって、首相交代がおよぼす影響は大きく“眞子さまと小室圭さんの結婚問題にも関わってくるのでは”という声が上がっています」(全国紙社会部記者)
昨年のお代替わりに関する一連の儀式を、問題なく取り仕切った安倍首相。
しかし、お代替わり関連の儀式で唯一残っているのが、秋篠宮さまが国内外に皇嗣(こうし)になられたことを宣言する『立皇嗣(りっこうし)の礼』。挙行時期はいまだ決定していない。
さらに『立皇嗣の礼』が終了してから本格化する予定の『女性・女系天皇』や女性皇族が結婚後も皇室に残る『女性宮家』などの皇位継承に関する議論も“棚上げ状態”のまま。
それらの議論によって、ご自身の将来に大きく影響するひとりは、秋篠宮家の長男である悠仁さま。9月6日に14歳のお誕生日を迎えられた。
「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2月下旬から『お茶の水女子大学附属中学校』が休校となりましたが、6月ごろからは分散登校となり、登校するべき日はすべて登校されています。
コロナ前には、好きなテーマを研究してまとめる『お茶の水』独自のプログラムや、休校期間中にも、関心が強い生き物に関しての自主研究に取り組まれているそうですよ」(秋篠宮家関係者)
“何らかの発表”がある予定だったが……
外出自粛の中、自然や生き物がお好きな悠仁さまは、赤坂御用地で野菜づくりや昆虫観察に熱中されているそう。
「シーズンごとにトマトやナスなどの野菜を栽培されていて、収穫したものを職員と一緒に食べることもありますね。
秋篠宮さまだけではなく、眞子さまや佳子さまとも御用地内を散策されることがあり、悠仁さまが昆虫などをカメラで撮影されることも。
最近は、悠仁さまが散策中に見つけたトンボが“新種では”という話題が持ち上がるほど、昆虫観察に没頭されているようです」(同・前)
のびのびと成長されている悠仁さまと同じく、愛子さまも皇位継承の議論の影響をお受けになるひとり。
「安定的な皇位継承が行われるため、今後の議論で女性天皇が認められた場合は“愛子天皇”が誕生することに。
それと同時に女性宮家が成立すると、眞子さまや佳子さまも皇室に残られる可能性があります。
新首相の皇位継承に対する考え方によって“子どもたちの将来が変わるかもしれない……”と、雅子さまや紀子さまは、少なからず不安を抱かれていると思います」(皇室ジャーナリスト)
一方で、首相交代による女性宮家の議論とは別に“眞子さまの中で大きな心配事が増えたのでは”と、この皇室ジャーナリストが続ける。
「'18年2月、眞子さまの婚約延期が決定した際には“お代替わりの行事がすべて終了した'20年に改めて結婚関連のスケジュールを発表する”と、宮内庁が発表しました。
今年5月に予定されていた『立皇嗣の礼』をもって、お代替わりの行事がすべて終了した後、間を空けずに、眞子さまから結婚に関する“何らかの発表”がある予定でした。
これは、国民からの批判も多いご縁談のため『立皇嗣の礼』が行われた後が適切という判断からなのでしょう。
しかし、コロナによって『立皇嗣の礼』は延期となり、政府は今年11月の開催を目指していたそうなのですが、今回の首相交代でまた“先延ばし”になる可能性が浮上したと言われています。それに伴い、眞子さまが抱える結婚問題の決着が来年以降までずれ込むという見方もあります」
眞子さまは来年10月に30歳に
小室さんは来年5月、アメリカ留学が終わる予定。その後、ニューヨーク州の弁護士試験を受験するとしても、来夏ごろには帰国するだろう。
「眞子さまは、小室さんが帰国するとメディアから注目されてしまうことはわかっているので、彼の帰国前に“結婚発表をしたい”意向がおありだと思います。そういった事情があるので、首相交代で『立皇嗣の礼』が来夏以降の開催にずれ込むことを危惧されているのでは」(同・前)
眞子さまの結婚問題に与える影響への意見がある一方で、新首相に就任することが濃厚の菅官房長官が、皇室に対してどんなスタンスなのかも“鍵”になるのだが──。
「次の首相には菅官房長官の就任が濃厚ですが、政策などの基本的な姿勢は安倍政権の継続でしょうから、菅さんに代わっても皇室には特に影響はないでしょう」
そう話すのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。
「菅官房長官個人が、皇室に対してどのような考えを持っておられるのかは知りませんが、皇室に関係する儀式や行事の内容や日程、皇位継承問題へのスタンスも、安倍政権を踏襲されるのでしょう。『立皇嗣の礼』についても、安倍政権が年内に挙行するつもりだったなら、菅政権になってもその方針は変わらないと思います」
菅政権は“ピンチヒッター”の意味合いが強く、来年9月までの任期が終われば、菅氏以外の新たな首相が生まれる可能性は高い。そのときの新首相が皇位継承の方向性を打ち出すと思われる。
「眞子さまは来年10月に30歳になられます。そのときには小室さんも留学が終わり、将来の見通しが立っているはずですし、皇位継承の議論が決着する前の来秋が、結婚されるベストタイミングだといえますね」(宮内庁関係者)
当のご本人も、小室さんとの結婚を絶対にあきらめない姿勢でいらっしゃる。
「アメリカにいる小室さんも、今回の首相辞任のニュースは当然知っているでしょうし、自分の結婚問題に影響する可能性も考えていると思います。
ただ、菅政権になったとしても『立皇嗣の礼』の開催時期はそう変わらない見通しのようですし、眞子さまも“結婚の予定は変わらないよ”といった言葉で、彼を安心させているのではないでしょうか」(前出・秋篠宮家関係者)
婚約内定会見から9月3日で丸3年が過ぎた。いまでも眞子さまは堂々と結婚するその日を心待ちにされている。
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