12月31日、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチに臨む井岡一翔(本人のインスタグラムより)
「海外の選手もあんなガッツリ(入れ墨を)入れてて、日本(人)だけ入れ墨でリングに上がるのはダメって……。時代も変わってるし、そんなもんどうでもいいだろって思うんだよ」
“入れ墨を消すこと”を条件にプロテストの受験を認められ
“元祖入れ墨ボクサー”とし人気を博し、盟友である畑山隆則と共に『ガチンコファイトクラブ』(‘02年放送、TBS系)にも講師として出演。さまざまな面で物議を醸した井岡vsドニー・ニエテス戦をどう見たのか。
「技術うんぬんを俺がどうの言える立場じゃないけど、井岡選手は勇敢でね、穴のないさまざまな能力を兼ね備えたチャンピオンですから。すごく良かったと思う。'18年にニエテスに負けた前回よりすごく良かったですね」(大嶋さん、以下同)
「俺は別にボクサーが入れててもいいと思うんだよ。ただ、1つひっかかるのは、チャンピオンは、世界チャンピオンになってから入れている。チャンピオンになってから入れたってのはひっかかるところ」
ボクシング人気が落とした“考えの古さ”
「俺は(プロ試験を受けるうえで)前もってそう言われたから消した。(当時暴力団に所属いていた自分の入れ墨と異なり)別に今はファッションとして入れてる入れ墨だから、全然いいと思う。日本もやっぱり変えていかなくちゃなんないと思う。もう入れ墨があってもいいし、自由に好き勝手に、自分の身体なんだから。カッコよくて」
「ボクシングの人気が落ちているのは、やっぱり演出もそうだし、考え方が古いのよ。変わらないと」
「海外で戦ってる選手が日本に来たからって、“日本はダメです”なんて言えない。そんな入れ墨が入った海外選手、いっぱいいるんだから。いつまでも古臭いことやってないで、そんな時代じゃないんだって」
「みんながおかしいと言うルールは変えなきゃいけない」
「事例がなかったから。入れ墨は俺が初めてで。事例が無かったからアタフタしたんじゃないの? コミッションに入れ墨を見せたときは“胸の部分を落とせば”って。たぶんそう言ったら諦めるだろうと思ったんだろうね。でも俺が消しちゃったもんだからダメと言えなくなっちゃったというね。俺の時代と今の時代は違うじゃん?
こういう問題が今も起きている以上、それが話題になってる以上、変えなくちゃいけないよね。だってみんなおかしいって言ってんだから。(ルールを変更することが)難しいだのなんだじゃなくて、変えなきゃいけないよ」
「テレビで見てたけど、(相手に入れ墨が入ってたことは)俺気づかなかったんだ(笑)。(入れ墨がどうとか)そういう目で見てなかったから」