Hey! Say! JUMP
「当日、台北市内のホテルで行われた会見には、山田涼介さん、中島裕翔さん、薮宏太さん、知念侑李さんの4人が出席。10月5日と6日に台北アリーナで公演を行うと発表しました。台湾での公演は'12年以来で、7年ぶりとなります」(スポーツ紙記者)
「今年5月に毎年恒例のアリーナツアーを中止することが発表されたばかりだったからです。理由は、ファンのマナーが改善されなかったこと。新幹線のホームに大挙して押し寄せて発車が遅れたり、メンバーが乗った車を追いかけ回したり、一部のファンの過激な行動が一般人に迷惑をかける事態になりました」(同・スポーツ紙記者)
「会見前日に台湾のイベント会社がツイッターで“明日JUMPが重大発表をする”と投稿しました。公式発表前にそんな情報をネットに流したせいで、現地のファンが空港に殺到。SNSには隠し撮りしたような写真もアップされました。それを見た日本のファンの間では“台湾のファンだってマナーが悪いのでは?”という声が出ていますよ」(JUMPファンの女性)
「海外に行ったときは、ほぼ規制がないといっても過言ではないくらいでした。台湾には、メンバーが泊まっているホテルの駐車場で待ち伏せたり、タクシーでメンバーが乗った車を追いかけたりするファンもいます。
携帯で写真も撮っていて、そういう画像がネットにたくさん出ていますよ」(同・ファンの女性)
「台湾はYouTubeなども含めたSNS利用率が、全人口の8割近くというデータがあります。日本は高齢者が多いこともあって、利用率は5割程度。台湾はインターネットの利用率が88%で、そのうち、80%近くが何らかのSNSを利用しています」
「SNSが生活に浸透していて、企業は情報をいち早くSNS上にアップ。国民性もあり、日本よりもすぐに情報を投稿する傾向にあるのではないでしょうか」(坂本氏)
「日本では、本人の許可なく撮影したタレントの写真をネット上にアップする人がいます。SNSの普及率から考えると、台湾でもそうしたケースはあると推測されます。そういう行動をとることに対するハードルが低くなっているのかもしれません」(坂本氏)
「現在はなくなりましたが、'00年代の台湾にはジャニーズオフィシャルのファンクラブがありました。台湾のファンの間では、“自分たちが特別扱いされている”“日本のファンに近い”という意識が高まったと考えられます。
それで、日本のファンのルールを勉強してまねしようとするファンが多いです。だからこそ、ファンがみんなで空港に出迎えるんですよ。JUMPだけでなく、どのグループでもお祭りのように盛り上げます」
「問題行動をとるファンもいますが、全体的には少ないと思いますよ。'00年代以降、毎年のようにジャニーズのコンサートがあったのに、中断していた時期がありました。理由はわかりませんが、ファンの間では“私たちが何か悪いことをしたのではないか”という考えが広がりました。その反省から、昨年の関ジャニ∞のコンサートでは “出迎えはするけど、過激なつきまといは絶対にしないようにしよう”という暗黙の約束があったそうです」(陳氏、以下同)
「今回のケースだと、イベント会社ではそれが公式の発表という扱いなんです。台湾のイベント会社はタレントが乗っている飛行機の便名を前日に告知することがあります。前日の夕方に発表して、現地のメディアがそれを記事にするんです。
日本のファンからすると、情報を漏らすなんてとんでもないと感じるかもしれませんが、台湾ではあくまで公式発表。ジャニーズに限らず、ほかのタレントが来たときも同様です」
「台湾のファンは日本語をよく勉強していて、コンサート中のMCも通訳なしで問題なく理解できるほど。
ですから、台湾のファンは日本のファンがSNSで自分たちへ批判的な投稿をしているのを見てとても悲しんでいます」
「日本で問題になった盗撮や出待ち行為が起きる可能性は高いです。海外だからといってそれを許してしまうと、日本のファンの不信感はますます強まるでしょう。“もう応援したくない”と考えるファンも出てしまうのでは」(芸能プロ関係者)