左から、SixTONESのジェシー、Snow Manのラウール、SexyZoneのマリウス葉
東山紀之はロシア系のクオーター
「郷ひろみさん、川崎麻世さん、田原俊彦さん……日本人離れした雰囲気とスタイルを持つタレントは多数いましたが、憧れているわりに、これまでハーフや外国人タレントは少なかったんです」
「テレビやコンサートでタイ語を披露したり、お母さんの得意なタイ料理を紹介するなど、タイハーフであることを武器のひとつにしていますね」(同テレビ関係者)
『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)などでも活躍する、ジャニーズWESTの中間淳太は台湾人のハーフで、こちらも語学が堪能なことをウリにし活躍している。
「中間くんは、台湾の実家がものすごい豪邸であることも知られています。マリウスくんのドイツの家もそうですね」(同)
ハーフタレントが増えた背景
「かつてはヴァサイェガくんのお兄さん、ヴァサイェガ光くんもジャニーズJr.に所属していました。もう退所していますが、少年忍者にはロス出身のブランデンというハーフのメンバーもいました。ほかにも、黒人ハーフのジミー・マッキーやカミュ―・ケイド、Question?というバンド系グループで活躍した伊郷アクン、パキスタンハーフの増田良、さらにはアンダーソン・ケイシー、大久保ルイス、ウェスリー・マッシー、岡本カウアン、金鶴秀輝など、ある程度の人気があり活躍もしたハーフ系のJr.は意外にいます」(同)
「年末年始の舞台にいきなり登場し、しかもドセンターで歌って踊り、ファンに大きな衝撃を与えました。映画『少年たち』にも、ラストの大事な場面で大活躍。しかも、ジャニーズJr.所属タレントとして正式に公表されることもなかったという謎の存在。“ジャニーさんのお友達”として紹介されたこともまた大きな衝撃でした。ジャニーさんの死後、現在に至るまでジャニーズ関連の舞台やコンサートに登場することはなく、結局、謎のままの不思議な存在です」
「ひとつは単純にジャニーズの人気と知名度が上がったことですね。また、向井くんなどスカウトでの入所もありますが、日本国内で暮らすハーフやクオーターの子が増え、オーディションを受けやすくなったのではないでしょうか」
「開催予定だった2020年に合わせ、フレッシュなJr.で構成予定だった大型ユニット『twenty twenty』構想というものがありました。海外からの五輪観戦客に向けた舞台も予定していたといいます。より国際色の強いジャニーズJr.を集めた結果、ハーフタレントたちは順調に育ち、ファンが増えていって現在の活躍に繋がっているのではないでしょうか」
〈取材・文/渋谷恭太郎〉