飯田市南信濃の住民や移住者らでつくる「和田宿にぎやかし隊」は14日、「帰って来た!!遠山さくらまつり」を市南信濃自治振興センター駐車場で開く。遠山川沿いに並ぶソメイヨシノやヤエザクラ計約200本を見ながら地域を活気づけるイベントを開こう―と、かつて地元で開かれていた同名のまつりを復活。地元産食材などが味わえる屋台やスポーツ体験会などで地域を盛り上げる。
当日は地元産アマゴの塩焼きや、焼き肉などを味わえる地元住民らによる屋台8店が並ぶ。青崩峠をはさんで隣接する浜松市水窪(みさくぼ)地区との交流を深めようと、餅にトチの実を練り込んだ水窪名物の「栃大福」を出す屋台も出店。飛び入り参加できるカラオケ大会のほか、赤い球と青い球を目標球に向かって投げ合う競技「ボッチャ」、棒を投げてピンを倒す競技「モルック」の体験会もある。
にぎやかし隊によると、南信濃では2015年まで別の住民団体が企画する同名の催しがあったが、メンバーの高齢化で中止に。コロナ禍が明け、かつての催しを復活させることで地域を元気にしてにぎわいを取り戻したい―とまつり再開を発案したという。
企画した地元の造園業、今泉悠二さん(44)は「遠山郷はちょうど桜だけでなく、ハナモモやスイセンなども満開。散歩するだけで楽しいのでぜひ来てほしい」と呼びかける。まつりは午前11時に始まり、カラオケ大会は正午から。小雨決行。問い合わせは、にぎやかし隊代表(電話050・5359・4393)へ。
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