鉄腕アトムと県内の観光名所がコラボ―。県は29日、漫画家の故手塚治虫さん原作のアトムを県内の観光名所の写真にあしらったデザインのデジタル版「ご当地カード」35種類が5月上旬にインターネット上で販売されると発表した。人気キャラクターの力も借りて信州をPRする。
アトムとコラボする名所は松本城(松本市)や鏡池(長野市戸隠)、地獄谷野猿公苑(下高井郡山ノ内町)など。ネット上の仮想空間メタバース「XANA(ザナ)」で、トレーディングカードとしても使えるのが特徴だ。
価格は1セット5枚で20ドル(約3千円)。計2千セットを販売する。具体的な購入方法は今後、XANAの交流サイト(SNS)で案内する。県観光部は「カードのデザインの基になった場所にぜひ来てほしい」と期待している。
クレジットカード会社JCBと旅行大手JTBが出資する「J&J事業創造」と手塚プロダクション(ともに東京)などが取り組む国内観光市場活性化事業。カードは、複製や改ざんができない技術を活用している。
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