松本市の「トライあい・松本」の閉館式が3月31日、現地であった。同館は、市女性センター(パレア松本)と統合され、4月1日に開館したジェンダー平等センターに役割を引き継いだ。
式では、利用者団体でつくる「ひので会」で長年会長を務めた赤羽みち子さん(75)=内田=と、臥雲義尚市長が「トライあい・松本」の看板を下ろした。同会の安藤照子会長(76)=蟻ケ崎台=は「長い間、楽しい場を提供してくれた。共に歩んでこられたことに感謝したい」とあいさつ。長年活動してきた「コーラスあい」による歌の発表もあった。
トライあいは1972(昭和47)年に市働く婦人の家として開設。2003年に現名称になった。女性の就職支援のための資格講座を開いてきたほか、貸館事業も行い、今年3月時点では80団体が登録していた。トライあいの貸館事業は今後、併設する市第三公民館が行う。
ジェンダー平等センターでは、性差にかかわらず利用できる施設として、女性の就職や起業支援などに取り組むほか、男性の育休支援やワークライフバランス(仕事と生活の調和)をテーマにした講座などを開く計画だ。
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