諏訪市の諏訪湖畔で5日夜、桜の時季に花火を打ち上げる初めての催し「上諏訪温泉 春の花火」が始まった。雨が降る中、桜をイメージしたピンク色の花火が夜空に浮かび上がり、湖畔に集まった大勢の観光客らが見入った。
午後8時半、約30発の花火の打ち上げがスタート。初島から1発ずつ上がり、湖畔の野外音楽堂近くでは、観光客らが傘を差しながら夜空を見上げた。諏訪郡下諏訪町では枝に咲き誇る梅の白い花との「共演」が楽しめた。
名古屋市の主婦山口亜希子さん(58)は「あっという間だったが、すてきな時間を過ごせた。諏訪の春のイベントとして定着していくといいですね」と話していた。
諏訪湖温泉旅館協同組合が上諏訪温泉への誘客につなげようと企画。打ち上げを担う小口煙火(諏訪市)の小口晶大(あきお)社長(35)は「ゆっくりした間隔で打ち上げるので、普段と違ったイメージで見ていただけます」。6、7日も同じ時間に打ち上げる。
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