安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区で、チューリップが見頃を迎えている。県内最大級の約5500平方メートルの畑に赤やピンク、紫などの127品種、29万本が植わる。19日は観光客や地元住民が風に揺れる鮮やかな花を写真に収めていた。
公園の担当者によると、今年は昨年より10日ほど遅く開花が始まった。甲府市から訪れた会社員、藤川美穂さん(35)は「いろいろな形や色の品種があって驚いた」とスマートフォンで次々に撮影。夫と来た松本市島内の主婦、西野しほりさん(58)は「毎年来ても新鮮な気持ちになる」と散策を満喫していた。
5月上旬に見頃を迎える遅咲きの品種もあり、残雪の北アルプスとの共演を楽しめる。公園はチューリップの人気投票イベント「チューリップ2024選抜総選挙」を5月6日まで実施。20品種の中から、お気に入りの品種に1人1票まで投票できる。
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