信濃町の野尻湖で27日、観光シーズンの幕開けを告げる「湖水開き」があった。地元観光関係者ら36人が湖に浮かぶ琵琶島(弁天島)を望む湖畔で、今季の観光振興と安全を祈願し、遊覧船が出航した。
野尻湖はカヌーや釣りのほか、大自然の中でSUP(サップ)(スタンドアップパドルボード)といった水上スポーツやサウナなどが楽しめるレジャー拠点として人気だ。この日も大勢の観光客が訪れ、遊覧船や湖畔沿いのカフェで野尻湖を満喫。子どもたちが「楽しい」とはしゃぐ声が響いた。
湖水開きに出席した信州しなの町観光協会の有江重毅会長(55)は湖と周囲の山々を眺めて「ぜいたくだよなあ」と誇らしげ。「雄大な景色とおいしい空気で、日頃のストレスを発散してほしい」と話していた。
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