諏訪市湖南の西山公園で100匹のこいのぼりが春風の中をゆったりと泳いでいる。2日は親子連れらが訪れ、なびくこいのぼりを見上げて写真を撮影していた。西山公園は「千本桜」と呼ばれるサクラの名所で、今月中下旬に見頃となるサクラとこいのぼりの共演を楽しめそうだ。
地元の北真志野区の住民でつくる「北真志野若れん」が使わなくなったこいのぼりを募り、半世紀前から毎春飾っている。今年も公園の池や遊歩道の上にワイヤを渡し、大小さまざま、色とりどりのこいのぼりを掲げた。5月中ごろまで飾るという。
ソメイヨシノやコヒガンザクラなど約200本が植えられている。自宅からこいのぼりが見えるという若れん会長の藤森翔さん(36)は「子どもの時からずっとこいのぼりを見てきた。サクラを背に優雅に泳ぐこいのぼりを楽しんでほしい」と話す。
使わなくなったこいのぼりは随時募っており、問い合わせは藤森さん(電話090・5550・5770)へ。
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