塩尻市金井の「みどり湖水芭蕉公園」で、ミズバショウが見頃を迎えている。5日、散策に訪れた人が花を包む白い苞(ほう)と緑鮮やかな葉のコントラストを楽しんでいた。
「みどり湖水芭蕉の会」の平出芳雄さん(75)によると約4千株が植わる。今年は例年より1週間ほど遅い3月下旬から苞が見え始め、ここ数日の暖かさで一気に伸びたという。家族と訪れた松本市の女性(77)は「霜に当たらず白がきれい。見応えがある」と喜んでいた。
14日午前9時~午後3時には、新型コロナ流行で中止していた恒例の「水芭蕉祭り」を5年ぶりに開催する。ミズバショウの苗200株を無料配布する他、甘酒のふるまい、バンド演奏がある。山野草やミニ盆栽の販売会も開き、売上金を能登半島地震の義援金として寄付する。平出さんは「ようやくみなさんに楽しんでもらえる。大勢の方に来てほしい」と話していた。
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