松本、大町、塩尻、安曇野の中信4市で1日、年度始めの辞令交付式や新入職員の入所式などがあった。各市長は市政課題を踏まえて業務に当たり、主体性や柔軟性を持って市民サービスに努めるよう職員に要望した。
松本市の臥雲義尚市長は新規採用職員の入所式で、再び加速化している東京一極集中の問題に向き合う必要性を挙げ、「子どもが主人公の街、女性と若者に選ばれる街、外から来る人たちが楽しめる街を目指す」と強調。「多様で広い松本市で、まず現場で働くことを楽しんでもらいたい」と呼びかけた。
大町市の牛越徹市長は辞令交付式で、2024年度は市制70周年、水道事業100周年を迎え、北アルプス国際芸術祭も予定されていることから「明るいスタートの年となることを願う」と訓示。仕事をするには健康が第一で、「職員一人一人が健康に仕事に取り組める風土をつくっていただきたい」とした。
塩尻市の百瀬敬市長は年度始め式で、「ワクワクして暮らす」など市総合計画の3本柱を示し、「『ワクワク』『イキイキ』『ニコニコ』をイメージして仕事をしてほしい」と述べた。新入職員に「個性や感性を大切に、達成感を味わえる仕事をしよう」と呼びかけた。
安曇野市の太田寛市長は年度始め式で「その場に合わせた対応をするために柔軟性を持ち、縦割りを廃する、閉鎖性を廃する姿勢を望みたい」と強調。元日の能登半島地震に触れ「何かあった時に頼れるのは行政。市の職員として地域の中でできることを考えてほしい」と訴えた。
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