日本サッカー協会は4日、男子のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU―23(23歳以下)アジア・カップに臨む日本代表に、長野市出身の田中聡(湘南)ら23人を選出した。田中は、U―23ウクライナ代表との国際親善試合(3月25日・北九州市)で途中出場し、得点を挙げる活躍を見せた。
大会はカタールのドーハで15日に開幕し、1次リーグB組の日本は16日に中国、19日にアラブ首長国連邦、22日に韓国と対戦する。
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■田中、勝負の最終予選へ
パリ行きを熱望する長野市出身の田中が、アジア最終予選を戦う23人の枠に滑り込んだ。田中は昨年の本紙インタビューに「来季の序盤が勝負。代表に選ばれるためにアピールする」と五輪への意欲を語っていた。
田中は志半ばでベルギーでの欧州挑戦から帰国。湘南に復帰後は、闘争心あふれるプレーでチームのJ1残留に貢献した。今季もリーグ戦全試合に先発出場し、コンスタントに主力としてチームをけん引している。久々に選ばれたUー23代表では、3月25日に行われた国際親善試合のウクライナ戦で途中出場ながら得点を挙げチームの勝利に貢献。メンバーの当落線上にいたが、生き残りに向けて存在感をアピールしていた。
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