須坂市野辺の世界の民俗人形博物館は5日の「こどもの日」に合わせ、約200体の武者人形を並べた15段飾りを展示する特別展「五月人形 菖蒲(しょうぶ)の節句」を開いている。1日も、高さ6メートルほどの展示の迫力に来場者は驚いていた。
名古屋市の業者から大量の人形の寄贈を受けたのがきっかけで、2008年から毎年この時期に開いている。15段飾りの中央には、平安時代や鎌倉時代に武士が使った「大鎧(おおよろい)」も展示している。同館の五味大樹学芸員(28)は約200体の人形について「それぞれ表情が違う。迫力を感じながら細部も見てほしい」。
期間中はかぶとなどの無料貸し出しがあり、記念撮影もできる。6月9日までの午前9時~午後5時。水曜休館。
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