松本市蟻ケ崎の市中央図書館敷地に植わるロトウザクラが見頃を迎えた。前日までの雨が上がって晴れ間が広がった27日、枝いっぱいに咲くピンク色の花が暖かな日差しに映えていた。花の蜜を吸いにメジロも飛来し、春らしい光景が利用者らの目を楽しませていた。
同館によると、今年は昨年より5日遅い15日に開花し、約2週間かけてほぼ満開になった。ロトウザクラは旧県立長野図書館から寄贈されたものがルーツで、同館出入り口の東西に一本ずつある。
本の返却に訪れた安曇野市の山崎華さん(58)は「花が咲くとやっぱりうれしい。少しずつ暖かくなっていますね」。同館司書の粟津原準也さん(26)は「本を借りるついでにお花見も楽しんでいってください」と話していた。
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