Jリーグは9月29日、2022シーズンのJリーグクラブライセンス判定について発表した。
今回、J1とJ2のクラブライセンスを申請した55クラブのうち、45クラブにJ1クラブライセンスが、9クラブにJ2クラブライセンスが交付され、福島ユナイテッドFCがJ2クラブライセンス不交付となった。
昨季から変更があったのは3クラブ。ブラウブリッツ秋田がJ1、ヴァンラーレ八戸とY.S.C.C.横浜にJ2ライセンスが交付される。
また、J3クラブライセンスはJリーグ独自にJ3クラブとして最低限必要とされる条件を示したもので、J1とJ2のクラブライセンス制度とは異なるものであるため、今後のJリーグ理事会により交付の判定が行なわれる。
オンライン上でこの発表を行なったクラブライセンス事務局の村山勉クラブライセンスマネージャーは、不交付とした福島については、「選手の育成体制(アカデミーチーム)」が未充足とし、アカデミーチームのチーム登録は行なわれていたものの、選手登録及び、活動実績としてJFA公認の公式競技会への出場が行なわれていなかったためと説明した。
今回のクラブライセンスの判定については第三者機関であるクラブライセンス交付第一審機関(FIB)の判定結果であり、今後上訴機関(AB)への申し立てを行なうことも可能となることもあわせて報告している。
福島は現在J3リーグで勝点32の5位。J2昇格圏の2位いわてグルージャ盛岡とは同2ポイント差につけている。このままJ2クラブライセンスが交付されなければ、仮に2位以内で今季を終えても来季のJ2昇格は果たせなくなる。
同様にJ2のSC相模原、J3のアスルクラロ沼津とテゲバジャーロ宮崎は上位カテゴリーのクラブライセンスを取得していないため、順位にかかわらず来季上位カテゴリーへ昇格することができない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
外部リンク