「女子高生の3人に1人が見ている」と言われる、AbemaTVの恋愛リアリティショーシリーズ最新作『月とオオカミちゃんには騙されない』。
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真実の恋を探す男性5人・女性6人の等身大の姿を追いつつ、女子メンバーの中に紛れ込んでいる「絶対恋をしない嘘つき“オオカミ”ちゃん」をめぐる心理戦を含んだ恋愛模様が人気を博している。
2月2日に放送された第5話では、ついに中間告白の模様が描かれた。しかし、あまりにも波乱の展開が続き、スタジオが「こんなの初めて……」と絶句する一大事に! 本エピソードは、ファンの中で“神回”と語り継がれることだろう。
いよいよこの日がやってきた。第4話を視聴後、第5話の予告を観て気になって仕方なかった方は多いのではないだろうか? 泣き崩れるコア(Novel Core)、決意に満ちた表情のナナ(加藤ナナ)など、これまでにないドラマティックなエピソードになっていることは間違いない。果たして、その“中身”は……。
快晴の江ノ島で1人佇むコア。そこにやってきたのは、ヒナ(Hina)だ。前回はコアが捨て身の“月LINE”を使った場面で終了したが、今回はその続き、2人のデートが描かれる。ヒナを見るなり「かわいいな」と率直に想いを伝えるコア。照れるヒナと共に神社にお参りする姿は微笑ましいが、前回ヒナは「コアは同じアーティストとしてのリスペクトが大きくて、恋愛というよりは仲間意識なんだよね」と、とおる(堀江亨)に打ち明けていた。一途なコアと、想いに応えられずに苦しむヒナ。2人の関係はどうなるのか……。
視聴者の心配をよそに、コアとヒナはおみくじを引き、2人とも仲良く中吉。コアは「時には自分から誘ってみよう、変化がある」とのお告げに喜び、ヒナは「グループ交際が吉」と書かれていて苦笑。その後は、コアがヒナに名物のたこせんべいを食べさせたり、団子を食べたりと、江ノ島を散策しながらはしゃぐ2人の姿が印象的だ。しかし、突然の着信音で平和な時間は終わりを告げる。
2人がスマホを見ると、しょうたろう(岡田翔大郎)から「月LINE使います」の宣言が! 急にシリアスな空気になってしまうコアとヒナ。その後、しょうたろうからヒナに「今日の夜、会ってもらえませんか?」とメッセージが届く。なぜこのタイミング? コアは「ヤバすぎる……」とショックを隠せない。気まずそうなヒナ……。
それを察したのか、コアは「海行かん?」とヒナを誘う。コアの気遣いや優しさが垣間見えるシーンだ。砂浜に着いたコアは、水平線を眺めながら「月LINE使ったの早かったから、ヒナもきつかったんじゃないかと思った」とまず謝り、「はっきりさせた方がいいかなと思って。好きなんだなと思ったの。正直に」とまっすぐな目で伝える。
ヒナも、「コウとちゃんと話そうと思って来た」と真剣な表情で返答。「本当に正直に話すと、すっごい大事な仲間みたいになってて、なかなか恋愛感情を持ててなかった」と淡々と語る。コアの想いは、ヒナには届かなかった。うつむいて「うん、うん」とうなずくコウが切ない……。しかし、コアは「知れてよかった。応援できるし。ヒナが脱落するのが一番嫌なんだ」とお守りを渡す。流石にヒナも「優しすぎる……」と号泣。コアは「(オオカミちゃんかと)疑われる状況にしちゃったのも俺らのせい」と、ヒナに好意を抱くしょうたろう、ルーク(岸本ルーク)の想いも背負って語り掛ける。
「自分を守ってくれるのが一番うれしいよ。俺ら3人ともそうだと思う。好きな女の子が悩んだりきつそうにしてるほうが、きつい。自分のことを大事にしてほしい」。その後、しょうたろうとの約束に向かうヒナを「ありがとう。気を付けてね」と見送り、1人で海を見つめるコア。
場面変わって、夜。イルミネーションを眺めるしょうたろうの元へ、ヒナがやってくる。「急に呼び出してごめんなさい。でもわかるでしょ?」と変化球で攻めるしょうたろう。ヒナは苦笑して「その質問はダメでしょ」と返す。なかなかストレートに想いを伝えられないしょうたろうだったが、ついに「一緒に過ごすうちに好きな方に変わった」と告げ、「一番脱落してほしくない」とお守りを渡した。ヒナの反応は? そしてルークはどうするのか?
ここで前半が終了。後半はいよいよ、運命の中間告白が描かれる。舞台は、星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳。中間告白を夜に控えた最後のアピールタイムで、ルークが動く。ヒナを呼び出し、「俺はみんなに出会えてよかった。男子も女子も仲いいし、でも一番出会えてよかったのはヒナ。離れたくない」と切々と訴えるルーク。3人からお守りをもらったヒナは、感情があふれ出たのかまた泣いてしまう……。
今回の『月とオオカミちゃんには騙されない』は、特定の女子と男子に人気が一点集中する珍しいパターンとなったが、男性陣がヒナにアタックしたように、女性陣もとおるに猛アピール。積極的なナナとあずさ(大原梓)に後れを取ったりおん(岡本莉音)は、意を決してとおるを呼び出すが「何話せばいいのかわかんなくなる」と撃沈……。
一方、前回ラブラブになった“カップル秒読み”りょうすけ(曽田陵介)&りこ(莉子)は、「俺が一番気になってるのがリコちゃんなんですよ。だから落ちないでほしいし、お守りをあげます」(りょうすけ)「もし脱落したらどうする?」(りこ)「変わんないです。このお守りがあったらきっと大丈夫」(りょうすけ)と恋が加速中! これにはスタジオも「両想いじゃん!」と和む。
と、ここで「とおるがお守りを誰にあげたかは告白後にわかる」というアナウンスが……。波乱を予感させつつ、「NOTオオカミちゃん宣言」が幕を開ける。女子が気になる男子に「自分はオオカミちゃんではない」と宣言するイベントだ(しかし6人の中にはオオカミちゃんが1人以上いる……)。
まず1人目は、ななか(松川菜々花)がりょうすけを指名。「りょうすけくんの気持ちははっきりわかっていて、ちゃんと行動もできなくてすごく後悔していて……。もうちょっと頑張ってみてもいいですか」と一生懸命に伝えるが、「ななかちゃんの想いは伝わってるしすごくありがたいんだけど、りこちゃんから変わることはないと思うので……。ごめんなさい」と断られてしまう。残酷な現実に打ちのめされ、りょうすけが去ったあと1人で泣くななか……。
2人目は、りこがりょうすけを指名。「りょうすけくんと一緒にいる時間がすごく楽しくて、私の中の一番はりょうすけくんです。信じてください」と微笑み、りょうすけも「信じます。何回も言うけど落ちてほしくないし、一緒に出掛けたときは言えなかったけど……好きです」と告白! はにかみながら「私もです」と返したりこと「これからは一緒に楽しく笑い合おうね」と指切りする姿に、スタジオは悶絶する。ななかの恋は実らなかったが、ここにカップルが誕生した。
3人目は、りおんがとおるを指名。昼間ちゃんと言えなかったぶん、「今の自分の気持ちをちゃんと伝えておきたくて。第一印象から変わらずに、今もとおるくんが一番好きです」と告白するが、「妹感がすごく強くて、恋愛的な感情にはならなかった」と断られてしまう。とおるは「りおんは自分から行くのが苦手なのは感じてた。それなのに来てくれてすごくうれしかった。ちゃんと気持ちを伝えてくれてうれしかったし、ありがとう」とフォローするが、余計に苦しそうな表情を見せるりおん。とおるもいたたまれない顔で去っていく。
4人目は、ナナがとおるを指名。情熱的に「気づいたら、しぐさとか表情とか言葉に一喜一憂するようになってた。とおるくんのことが好きです」と伝えるナナに、「一番積極的に来てくれて、愛が伝わってきたし、俺も一番気になってる。お守りもあげたし、オオカミじゃないって信じてる」と答えるとおる。なんと彼の気になる相手はナナだった! ここで昼間、とおるがお守りを送ったシーンが映し出され、2人が両想いになったことが明らかに。普段はクールな印象のあるとおるが「ナナが隣にいてくれるだけで落ち着く。マジでかわいいと思うし、もっと知ってどんどん好きになればいいかなと思う」と愛を打ち明け、スタジオは騒然! まさかの急展開だったが、喜びもつかの間とおるに試練が訪れる……。
5人目は、あずさがとおるを指名。「とおるくんがどんな気持ちだろうと受け入れる覚悟はできてる」と切り出すも、「今はナナしか見られてない」と言われるとせきを切ったように泣き出し、「ナナちゃんのことが好きかもしれんけど好き……」とどうしようもない感情を爆発させてしまうあずさ。とおるもだいぶショックを受けたのか、男性陣の元に戻ってきた彼は「きつい……」と振り絞るようにつぶやく。「なんで俺は疑ってたんだろうなと思った。いねえよ(オオカミ)」とうつむくとおる。誰もオオカミちゃんだと思いたくない、でも誰かがオオカミちゃんなのだ。ここにきて、本企画の趣旨が一層重みを増し始める。
残す6人目はヒナ。コアか、しょうたろうか、ルークか……。LINEが届くが、誰もスマホを開けない。3人で手をつなぎ、一斉に見た瞬間、みんな泣き出してしまう。一体誰が選ばれたのか? ヒナは「光のアミダ」(第1話)の赤い手紙でしょうたろうを呼び出して以降は今誰に一番傾いているのか、一切見せなかったが、ついに彼女の本心が、明かされる時がやってきた。
ヒナが待つステージにやってきたのは……なんとコア! まさかの大逆転にスタジオは「うわー!!!」と大混乱。コアを前にしたヒナは、「本当はけじめをつけるために月LINEのデートに行ったの。それでも、伝えてくれた言葉の一つひとつが本当にうれしかった」と目に涙をためて口にする。「本当にわがままだと思うけど、もう1回コアとしっかり向き合いたい。もしかしたら疑われちゃうかもしれないけど、それでもいいから自分の気持ちに正直になろうと思えたのは、コアが誰よりもまっすぐ気持ちを伝えてくれたからです」。
コアの想いが、実った。普通ならガッツポーズを決めてもおかしくない場面だが、誰よりもヒナを好きでい続けたコアは「俺は1ミリも疑ってない。まっすぐ好きでいるしかできなかった」と神妙な面持ちで語り、「きつかったよな」とヒナを優しくハグ。どんなときもヒナを一番に考えるコアの優しさに、ヒナは号泣するのだった……。
結ばれた者たち、玉砕してしまった者たち。それぞれの想いをない交ぜにして、後半が幕を開ける! ここから恋愛模様はどう動くのか? そしてオオカミちゃんは誰なのか? 第6話以降も目が離せない。(文=SYO(映画ライター))
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