「いえ、奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です。」(銭形警部『ルパン三世 カリオストロの城』より)
・・・・・・時代が古いですか?ハウコレ世代の皆様に通じるネタなのかどうか不安ですが、そんなジェネレーションギャップをものとものせず、今日も元気に記事を書いていきたいと思います。
冗談はさておき、デートのドタキャンって結構心にずっしりきませんか?すごく楽しみにしていたデートの約束が流れてしまったあの時の徒労感たるや。
急に相手の仕事が入ってしまって、あるいは体調が優れなくなってしまって、いろんな理由があるとは思うのですが、一週間前にわかるならまだしも、さすがに当日にやられると「私の時間を返してくれ」と泣き叫びたくなりませんか?
まずドタキャンの何が許せないかって、ドタキャンする人に限って「別にドタキャンの一回や二回、たいしたことないだろう」って思ってることなんですよね。
ドタキャンをしたということがどれだけ罪深いことなのか、あまり深く理解されていないのだろうなと感じています。そんな人たちに言いたいことがあるんです。
「いえ、あなたはとんでもないものを盗んでいきました。私の”命”です」と。
ドタキャンは相手の寿命を奪うに等しい行為
私たちはこの世に生を受けた瞬間から少しずつ死に向かって歩み始めます。私は現在29歳ですが、仮に80歳で死ぬとしたら残りの命のカウントダウンは、50年8ヶ月17日7時間33分36.5.4.3.2...と着実に命を削られていっている訳です。
そしてそれはこの記事を読んでいるあなたにも当てはまることです。当たり前すぎて普段なかなか気づくことがないですが、時間は命、です。1分1秒に命と同程度の価値があります。
カップルがデートに行くと決めるということは、別の見方をすれば二人がお互いの命をその時間に投下して、価値ある体験をしようという約束をした、ということでもあるのです。
こう考えるとドタキャンって、ドタキャンした側がされた側の命を一方的に搾取すること、だと言えるのではないかと思うのです。ね?許せないでしょう?
ドタキャンの理由によっては許せるか?
とはいえ「ドタキャンをするな」ということが言いたいのではありません。本当に不慮の事故だったり突発的な障害が起こったりした場合は、ドタキャンをする人には非はありません。
問題は、そのあとの「誠意のある態度が見えるかどうか?」です。つまり、相手の命を無駄にしてしまったということに対しての、強烈なる後悔をその人から感じるか?がポイントになります。
どんな理由であれドタキャンをしてしまったからには、そこには相手の命を奪ってしまったという厳然たる事実があります。
その事実に対してどのような誠意を見せるのかで、それによって恋人がどのくらいあなたの命を大切に扱っているのかということを推し量ることもできてしまいます。
ドタキャンの連絡を入れた側であるにもかかわらず、リスケのための返信が異様に遅い。「今度必ず埋め合わせするからさ」といって一向に埋め合わせをする気がない人は。
そういう人たちは完全に「他人の命を奪った」という気持ちを持っていない人だといえます。私はできればこういう人たちとはお付き合いしたいとは思いません。
何故ならば、自分の命がその人にとってはぞんざいに扱っても良いと判断されているということだからです。
ドタキャンした後の対応に人間性が出る
私は自分が好きになった人の命を、自分の失態でミスミス削ってしまうような人にはなりたくない、という気持ちがあります。
ですからハウコレ読者のみなさんにもそうなってほしくないという思いもありますし、そういうことを大切にできる男性と付き合ってほしいなとも思います。
もし今付き合っている彼が、気軽にあなたとの予定をキャンセルする、あるいはキャンセルしても悪びれない感じであれば、もしかしたら関係性を見直したほうがいいかもしれません。
繰り返しになりますが、時間は命です。あなたの彼氏はあなたの時間をどれだけ大切に扱ってくれていますか?(川口美樹/ライター)
(ハウコレ編集部)