株式投資をする上で、配当金や株主優待を目当てに買う株を考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、実際にお金が振り込まれたり、優待ギフトが送られてきたりすると、リターンを実感しやすいです。
しかし、株式投資には「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。
今回はオリックス(8591)について、「1年前に100株買っていたとしたら、株主優待・配当金・株価変動含めてトータルでリターンはどのくらいだったのか」を見ていきたいと思います。
それではまず、配当金について見ていきましょう。
オリックスの配当金のリターンはいくらか
オリックスの株式を2021年2月25日の始値(1850円)で買い、持ち続けたとすると、中間配当、期末配当の2回を受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
出所:オリックス・コーポレートサイト
2021年3月期の期末配当金は43円、2022年3月期の中間配当は39円でした。
配当金のリターンは、計82円でした。
オリックスの株主優待のリターンはいくらか
オリックスは株主優待において、2つの制度を実施しています。
・株主カードによる優待(3月・9月)
- 宿泊・食事・野球観戦・水族館など、オリックスグループ提供の各種サービスが優待価格で利用可能
・ふるさと優待(3月のみ)
※オリックス取引先の取扱商品が掲載されたカタログギフト
- 100株以上・3年以上継続保有:Aコースカタログより1点(Bコースよりワンランク上)
- 100株未満・3年未満保有:Bコースカタログより1点
優待価格でのサービス利用やカタログギフトの提供といった内容であるため、明確な金額は定まらないですが、ここでは暫定的に3000円とします。
オリックスのトータル・リターンはいくらか
2021年2月25日の始値は1850円で、2022年2月24日の終値は2244.5円でした。
株価変動による値上がり益は100株ベース3万9450円でした。
100株ベースの配当金が8200円で、優待を暫定的に3000円とすると、トータル・リターンは5万0650円となります。
投資額18万5000円に対する年間リターンは、27.4%となりました。
まとめにかえて
オリックスの株式の年間リターンは30%近くとなりました。
どのように感じられたでしょうか。
株価動向含め、今後も注目です。
参考資料
- オリックス株式会社 投資家情報
- オリックス株式会社 配当方針・配当状況
- オリックス株式会社 株主優待について