オシャレな部屋と広い庭に感動!「レジデンスペットテラス付」
「レジデンスペットテラス付」1泊1部屋3万6,150円〜。写真はベッドルーム。部屋はワイン王国・山梨県にちなんだボルドーカラーで統一され、八ヶ岳のグラフィックが素敵!
東京から車で片道約2時間で到着する「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」。東京ドームおよそ6つ分の広大な敷地に、さまざまなレストランやカフェ、大自然を満喫できるアクティビティスポット、温水プールまで備えた日本を代表する高原リゾートホテルです。
旅のおともは筆者の愛犬モジー君と、マシュー君。フロントで意気揚々とチェックインしたら、さっそく今回のお目当てのお部屋「レジデンスペットテラス付」へGO!
左がコーギーのモジー君。カメラマンがパパなのがうれしいのか、カメラ目線でたくさんの笑顔をきめてくれました。右がスムースコートチワワのマシュー君。いつもマイペースです
150mも続く石畳回廊「ピーマン通り」沿いには、八ヶ岳の暮らしを体感できる素敵なお店がずらり。宿泊する部屋もこの華やかな通り沿いにあるため、ワンちゃんたちの足取りも心なしか弾んでいる気がします!
ピーマン通りでは2021年4月16日(金)からイベント「回廊の花咲くリゾナーレ」を開催予定。回廊にはリードをひっかけられるフックが配置されているので、ペットとのウインドショッピングもスムーズ
2020年4月に装いも新たにリニューアルした、愛犬と一緒に泊まれる「レジデンスペットテラス付」は計4室。70㎡のハイセンスな部屋には、最大で大人4人と、犬種を問わずワンちゃん2匹(小型犬・中型犬のみ)までが宿泊できます。
人間もワンちゃんも自宅のようにくつろげる工夫が散りばめられていました。写真はリビングルーム
部屋の扉をオープンすると、まずは広いエントランスルーム。その右側にリビングルーム、左側にベッドルームがあり、いずれもペットが自由に出入り可能です。エントランスルームを格子状の扉で仕切ると、ワンちゃん用のゲージとして独立させることができます。
ふかふかのクッション。リラックスしすぎて、ゴロン
「ママ、僕、ここ気に入ったよ!」という声が聞こえてきそう!
どのスペースも段差が少ないのでモジー君&マシュー君も移動がスムーズ。室内のファブリックは防水加工で、もし二匹がトイレに失敗してしまっても慌てず対処できる点が安心でした。
「広いお庭だから、たくさん遊べるワン!」(※注:筆者が妄想する愛犬の言葉です。親バカすみません! 以下同じ……)
リビングからは部屋専用のお庭テラスに出られます。まるでドッグランのようにはしゃいで楽しそうなワンちゃんたち。
室内には、広めのペットトイレや便利グッズが置いていました。
服についたペットの毛を取る“コロコロ”や、犬用の食器、ペットシャンプー、粗相をした時にさっと使える新聞紙、ウェットティッシュ、トイレシート用のゴミ箱まで。愛犬家のかゆいところに手が届くアイテムが揃い、ぬかりがありません……!
「ここなら失敗しないワン」
トイレシート用のゴミ箱を前に微笑むモジー君
「これならニオイも気にならないから快適だワン」
ずっとご機嫌のモジー君と、どこまでも気ままなマシュー君
「レジデンスペットテラス付」は、いつもほぼ満室状態という人気ぶりとのこと。早めの事前予約をお忘れなく~!
ジビエ入り!贅沢なワンちゃん用ごはんに夢中
「すごいのキター!」
チェックインしたら小腹が空いてきたので、ベジタブルとジビエを楽しめるピーマン通り沿いのカフェ「べジビエ」へ行ってみることに。ワンちゃん用のごはんもあり、飼い主と一緒に食事を楽しめます。
まずは人間用のメニューからご紹介しましょう!
「特製ジビエバーガー 」1950円。山梨県内の工場で処理しているためクサみが少ないんだとか
看板メニューの「特製ジビエバーガー 」は、殺処分される予定だったジビエ肉(鹿と猪の肉)を使用したパティを真っ黒な竹炭バンズで挟んでいます。チーズやハーブを効かせた自家製タルタル、フルーティーなニンジンのラペ、フレッシュな野菜も入ったアイコニックな一品です。
そして、いよいよお待ちかねのワンちゃん用フード「Vegibierわんハンバーグ」が到着し、ワンちゃん大興奮!
写真は「Vegibierわんハンバーグ」小型犬用(鹿肉60g、全体量100g程度)650円。Wサイズ(鹿肉120g、全体量190g程度)1100円、トリプルサイズ(鹿肉180g、全体量280g)1400円もあり
こちらにも余ったジビエ肉(鹿肉の筋)を使用。羊骨、ナッツ、オリーブオイル、生姜、ローズマリー、季節の野菜やフルーツ、ハーブが入り、ビタミンたっぷりの卵黄がぷるんとライドオン。抗酸化作用のあるキャラウェイシードを使い、塩分は極力少なめ。愛犬の健康を最大限に気遣った構成なのです。
一瞬でペロッと完食したマシュー君。貴重なジビエ、ちゃんと味わってる〜?
栄養面では、愛犬の主食ごはんとしてしっかり成り立つので、1食分に置き換えられます。
小型犬なら、店内のソファで抱っこも余裕!
「べジビエ」の近くには、おしゃれで機能的なアイテムが揃うペット用品店「paw’s living」が
「八ヶ岳ワインハウス」で堪能する、山梨ワイン
山梨県といえば、ワインの生産量日本一。日本全国に約330あるワイナリーのうち約40%が点在すると言われるほどのメッカです。というわけで、「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」に来たなら、山梨ワインを楽しまなきゃ絶対に損!
テイスティングマシーン。取材時は17時前だったのでモジー君とマシュー君はお部屋でお留守番です
ホテル敷地内にある「八ヶ岳ワインハウス」には、17時以降なら愛犬も入場可能。常時24種の山梨・長野のワインがそろうテイスティングマシーンで、25~150ml単位の少量から購入できます。
「正直ワインは苦手でしたが、ここでいろいろ試飲したらお気に入りが見つかり、ワインが好きになりました!」と喜ぶゲストもけっこういるのだとか。
「テイクアウト専用ボトル」100円に購入したワインを入れておけば、ピーマン通り沿いのお店に自由に持ち込めます。
ワイナリーのオンラインショップでは5分で売り切れるほど人気の「ドメーヌ ミエ・イケノ」も少量からお試しできるので、このリリース日にわざわざ宿泊する人もいるのだとか!
そして、山梨・長野のワインについて学べる宿泊者限定のワインの学校を開催しており、無料で参加できるのもうれしいポイントです。
「ワインの学校」は、本日のワインを片手に受講。この日は勝沼エリアにある「マスカットベーリーA」というブドウを使った赤ワインでした
「日本ワインがおいしい秘密。それは、日照時間の長さと、気温の寒暖差にあります。雨が少ないとブドウがブヨブヨにならず、夜が涼しいと日中のエネルギーをブドウの実にギュッと閉じ込められるのです」(講師の長島さん)
ちなみに「八ヶ岳ワインハウス」のすぐ近くには晴れた日に富士山を一望できるテラスが。振り返れば八ヶ岳も見える知る人ぞ知るワイン特等席にもぜひ立ち寄ってみて!
ワンちゃんと過ごせる!プライベートルームがあるレストラン
じーっ‼(後ろから熱い視線を感じます……)
ワインでほろ酔いになったらちょっとお部屋で休憩し、満を持していざディナーへ!「リゾートホテルならではのとっておきの夕食を、ペットのすぐ近くで堪能したい!」という愛犬家トラベラーなら誰しもが憧れるシチュエーションを叶えてくれるレストランが、「リゾナーレ八ヶ岳」には2つ存在します。
一般席(写真)とプライベートルームは動線が交わらない構造の「OTTO SETTE」
その一つが、メインダイニング「OTTO SETTE」。犬を連れて入れるプライベートルーム(要予約)で、イタリアン料理のコースと上質な山梨ワインのマリアージュを楽しめると好評です。
テーブルの近くにリードをつなぐもよし、ゲージの中で待っててもらうもよし。プライベートルームは特別料金なしで利用できます
取材時にいただいたコースはその名も「山梨~長野 立春の八ヶ岳」1万2100円(税込)。2県にまたがる八ヶ岳の恵みを目でも舌でも楽しめる10皿のコースです。
「Orto 畑」 野菜 岩魚 カンパチ 鶏肉
30種類の季節の野菜からなる美しいプレート「Orto 畑」は、野菜の味とハーブの香りが実に豊か。芽キャベツやちぢみほうれん草など、さながら畑を耕すかのようにさまざまな野菜の歯ごたえを味わえました。
「Sapore 風味」牛肉 赤ワイン
メインディッシュは「Sapore 風味」。赤ワインと一緒に口にすることで赤身肉の深みのある美味しさを堪能できました。ワイン王国・山梨に来たからには、料理一品ずつに合わせてワインをペアリングできるコース「Vino e Verdura(ヴィノ・エ・ヴェルドゥーラ)」2万4500円(税込)もオススメです!
「Raddoppio 重奏」苺 メレンゲ
デザートは、イタリアのメリンガータというメレンゲのお菓子「Raddoppio 重奏」。フレッシュな苺やマスカルポーネソースをメレンゲで挟み、サクサクの3層に仕立てています。目でたっぷり楽しんだら、ザクっと豪快にフォークで潰していただきます! 舌先で解けていくサクフワ食感は、まるで雪のよう!
メレンゲの横にはいちごジェラートと、ピスタチオとヨーグルトをベースにしたピュレが。いずれもほどよい甘さで飽きがこないオトナなデザートでした。
「ママ、美味しそうだね〜!(ペロリ)」
「八ヶ岳ワインハウス」で購入したワインを部屋でゆっくり飲めます。さすがワイン王国・山梨
朝ごはんビュッフェを愛犬と一緒にいただきます!
八ヶ岳で迎えた爽快な朝。
旅先でちょっぴり興奮気味のやんちゃなモジー君&マシュー君に起こしてもらったら、朝ごはんを食べるべくビュッフェ&グリルレストラン 「YYgrill」へ! こちらがもう一つのペット同伴可レストランです。
ビュッフェ朝食のセルフ盛り付けの一例
ワンコ専用席は計2つ。近くにリードをつなぐ柱があり、レストランのエントランスを通らずともワンコ席の横の窓から出入りできるので、ほかのお客さんに気を遣わずOK。愛犬家目線に立った親切な設計が心をくすぐります。夏に登場するというテラス席も気持ちよさそう。
「YYgrill」では、旬の食材をふんだんに使った洋食・和食の料理の数々をビュッフェスタイルで、好きなだけいただきましょう!
やっぱり朝も、八ヶ岳のフレッシュな野菜をたくさんいただきました
目の前でシェフが焼いてくれるワッフル。ジャガイモを練り込んだ生地はサクサク、ヨーグルトクリームはたっぷり!
リゾートホテルならではの贅沢な朝食ビュッフェをいただきながら、ワンちゃんと戯れる朝時間。ここは天国では……!?
愛犬とスノーアクティビティやカヤックまで⁉
「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」は1年間を通じて大自然を舞台にしたアクティビティを楽しめることで有名ですが、愛犬と一緒に夏はカヤック、冬はスノーアクティビティまで楽しめると言うではありませんか。提携スキー場「富士見パノラマリゾート」では、一緒にゴンドラに乗車できます。
ワンちゃんとのお散歩コースも充実。小型犬ならピーマン通りを、大型犬なら隣接する森の中を歩くのがオススメ!
コーヒー片手に、まったり読書タイム
朝の散歩をすませたら、敷地内にある「BOOKS&CAFE」へ。八ヶ岳の森の中を思わせる木製の本棚は温もりがあふれ、旅やライフスタイルをテーマにした本や美しい写真集、絵本などが並んでいます。店内で購入したカフェラテ510円やホットココア560円、ホットワイン660円を片手に、のんびり読書を楽しむ素敵な時間が待っています。
もちろんワンちゃんも一緒に入店可能。雑貨やポストカードなども置いているので、一緒にお土産探しをしたら楽しいかも?
「また一緒に来たいワン!」。二匹の楽しそうな姿を見ることができて、ママ(筆者)はとっても幸せだったよ〜!
夢にまで見たモジー君&マシュー君との初めてのリゾートホテルステイ。ハイセンスで使い勝手のよいワンちゃんルームはもちろん、ホテルから一歩も外に出ずともエクセレントな山梨ワイン&お料理、素敵なショップやアクティビティを一緒に満喫でき、絶対に忘れられないワンダフルTRIPとなりました!
■星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳
住所:山梨県北杜市小淵沢町129-1
TEL:0570-073-055(リゾナーレ予約センター)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
料金:「レジデンスペットテラス付」1泊1部屋3万6150円~