榛名山とは?を135文字で語ると…
榛名山は群馬県高崎市にある山で赤城山・妙義山とともに「上毛三山」のひとつ。頭文字D(イニシャルD)の主人公、藤原拓海のホームコース「秋名山」としても有名。きれいな三角形かあら「榛名富士」とも呼ばれる。標高は1,449mで休火山。麓には伊香保温泉があり観光スポットも多数。
榛名湖
背景は榛名湖と榛名富士
榛名湖は榛名山の山頂付近にあるカルデラ湖(火山の活動によってできた大きな凹みにできた湖)で周囲は約4.8km、面積は1.2平方km、最深部は約12〜15m。榛名湖は万葉集に「伊香保の沼」として上野国を象徴する歌の題目にもなっている。榛名湖は江戸時代は雨乞い信仰「榛名講」の整地、明治時代は伊香保温泉に文化人が集まり多数の文筆や絵画にかかれ、大正時代には大規模な観光開発が行われた歴史を持つ。
頭文字D(イニシャルD)にも度々登場している榛名湖は、主人公の藤原拓海となつみが手を繋いでデートした名シーンの舞台。
榛名山周辺観光ドライブスポットとイニDコース
榛名山周辺には多数の観光スポットが存在。おすすめの観光スポットとイニシャルDのコースをマッピング。
まずはおすすめの観光スポットをざっくり下記にまとめて届け。
榛名山ロープウェイ
榛名山ロープウェイは榛名湖畔の高原駅から榛名富士山頂まで上るロープウェイ。珍しい15人乗り2連式ゴンドラ。天候が良いと山頂からは関東平野を一望、富士山も見ることができる。料金は大人往復850円。(詳細:公式HP)
榛名神社
関東屈指のパワースポットとされる榛名神社。巨岩や奇岩をはじめとした見どころが多い神社。1400年を超える歴史を持ち初詣スポットとしても高い人気がある。(詳細:公式HP)
榛名山・榛名湖のツツジ
榛名山、榛名湖に無数のツツジ群生地がある名所。5月下旬から6月半ば頃までが見頃。榛名湖ロープウェイ周辺のほか「ツツジの道」もおすすめ。
はくちょう丸遊覧船
文字通り大きな白鳥の遊覧船「はくちょう丸」は榛名湖を約20分かけて周る。立派な2階建ての遊覧船で定員は100名。時刻表はなく人がある程度集まったら出航、集まらなかったらいる人だけで出航というゆるさ。100人乗ることはまずない。公式HPもない。料金は大人700円こども半額。初代はくちょう丸は1973年にデビュー、1986年に2代目へモデルチェンジし現在に至る。
榛名湖手こぎボート
穏やかな湖面の榛名湖は無数の手こぎボートが。Googleマップにマッピングしたのはお食事もできるおすすめの2軒。公式HP:甲子亭、Cafe & Fishing水月
榛名湖オートキャンプ場
観光スポット、ドライブスポットではないが見どころが多い榛名山、榛名湖エリアをたっぷり楽しむならオートキャンプ場を利用したい。(詳細:公式HP)
榛名湖メロディラインは長い直線道路にある。
頭文字D(イニシャルD)聖地巡礼
イニシャルDとは全く関係のない「ルノー・トゥインゴ」で聖地巡礼。この子は新型です。詳しくは下記の記事をお読みください。
ここは榛名湖畔。
車の後ろに榛名富士
ちなみに榛名山は那須火山帯に属した「寄生火山」。最高峰は標高1,449mの掃部ケ岳、烏帽子岳(1,363m)、天目山(1,303m)などの外輪山と中央火口丘である榛名富士(1,391m)、蛇ケ岳(1,229m)、相馬岳(1,410m)、水沢山(1,194m)、二ツ岳(1,343m・1,307m)などの多数の山が集まった“寄生”火山である。
伊香保温泉
伊香保温泉名物の石段。登った先は伊香保神社。
伊香保温泉は群馬県渋川市にある温泉。発見は渋川伊香保温泉観光協会の公式HPによれば、古墳時代の西暦600年以前とされ、万葉集にも伊香保の地名が登場する。温泉は「黄金の湯」と「白銀の湯」の2つの異なる源泉があり後者は近年発見されたもの。
石段は365段
石段の途中から望む渋川市街
黒髪山神社
イニシャルD「秋名山」のスタート地点のすぐ近くにあり作画にも登場する「黒髪山神社」は相葉山の山頂に鎮座。画像の鳥居から徒歩で20分以上の山道を歩いてたどり着く。(筆者は躊躇って行かず)ここは黒髪山神社の「奥宮」と呼ばれるところで麓には「里宮」が別にある。これは昔に老人や婦女が山を登るのが困難なために明治20年に建てられたとのこと。神社名の由来は雷を意味する「くらおかみ」。相葉山の別名は「黒髪山」。
雲に隠れる相葉山
奥宮境内には「有栖川宮神社」が鎮座。明治三十年頃、有栖川宮の病のため黒髪神社へ祈願、医師南和十郎の治療が効き褒賞を授けられた。これによって有栖川宮を祭神に境内社とした歴史があった。
榛名公園
頭文字D(イニシャルD)秋名山ダウンヒルスタート地点
こちらが頭文字D(イニシャルD)の主人公、藤原拓海のホームコース「秋名山」ダウンヒルのスタート地点。
秋名山ダウンヒルスタートはここから。
この画像の方向に向かって山を下る。
漫画、アニメではこの空き地にギャラリーが集まっていた。道路を挟んで両方に空き地があるのは、ここは元は有料道路の料金所。Googleマップでは「料金所跡」としてマッピングされている。
秋名山(榛名山)ダウンヒルコースは「群馬県道33号線渋川松井田線」の一部区間。県道33号線の始点は群馬県渋川市渋川、終点は同県安中市松井田町松井田。榛名湖周辺のメロディラインのある直線道路から山を下って伊香保温泉街、渋川市街地までの区間は1981年まで「伊香保榛名道路」の名称の有料道路であった。
スタート地点から引いて撮影。伊香保温泉まで7.5km。
秋名山ダウンヒルコース
ここから秋名山ダウンヒルコース
30のカーブがあることを示す標識
この先に第1コーナー
以下は秋名山(榛名山)の30のカーブを順に連連と画像が並ぶだけとなり、あまり面白みがないので適当に読み飛ばしていただきたい。
30のコーナー
榛名山(秋名山)ダウンヒルコースの最初のコーナーとなるカーブNo.30
カーブNo.30
カーブNo.30にはなく29からはじまる標識
カーブNo.29
カーブNo.28→27
カーブNo.27
カーブNo.26
カーブNo.25
カーブNo.24
ここからカーブナンバー標識のデザインが新しいものに変わる。
カーブNo.23
カーブNo.23には伊香保温泉を見下ろせる高根展望台がある。
高根展望台からの景色。生憎の天気が少し見える。
カーブNo.22
カーブNo.20
カーブNo.20
カーブNo.19
カーブNo.18
ここから「5連続ヘアピン」
頭文字D(イニシャルD)では5連続として描かれているが実際は4連続ヘアピンカーブ。
カーブNo.17
かなりきついヘアピンカーブ。
カーブNo.15
カーブNo.14から先は速度抑制のための凹凸がある。
カーブの手前の凹凸。
カーブNo.14
カーブNo.13
画像ではわかりづらいが、速度が出ていると激しく上下に車が揺れる。スピードを落とさず腹を擦る車も。
頭文字D(イニシャルD)の主人公、藤原拓海がタイヤを側溝に落として引っ掛けてカーブを高速で駆け抜ける「溝落とし」。実際はかなり深い溝。
カーブNo.12
カーブNo.11
カーブNo.10
カーブNo.9
カーブNo.9から8の間から見える景色
カーブNo.8
カーブNo.7
カーブNo.6
カーブNo.5は工事中のためか標識なし。
カーブNo.4
カーブNo.3
カーブNo.2
秋名山(榛名山)ゴール
秋名山ダウンヒルゴール。この駐車場はイニシャルDにも登場。
以上、秋名山こと榛名山の全30のコーナーを攻めてきました。撮影取材の使った車はこちら↓
日本車にはない独特のフレンチ・デザイン
今年8月にマイナーチェンジして新型になったルノー・トゥインゴ。
しかし、トゥインゴで峠を攻めたのではなく、撮影のためほぼ徒歩で30のコーナーを攻めた筆者なのでありました。
撮影・文:MOBY編集部 宇野 智
※参考リンクはオリジナルサイトでご覧ください