トヨタ カローラの最新リコール情報
トヨタ カローラ
2021年5月26日、トヨタはカローラ/カローラ スポーツ/カローラ ツーリング(以下、カローラ)が燃料漏れに至るおそれがあるとして、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。現在の不具合件数は1件で、事故は発生していないと伝えられています。
リコールの対象となるのは2018年(平成30年)5月9日~2021年3月2日に生産されたモデル。注意すべきはこれらの製作期間は購入した時期と一致しないということ。必ず確認するようにしてください。
トヨタは、所有する車種が該当する場合は速やかに点検・修理を受けるよう伝えています。これらの対応は2021年5月27日より随時行われるとのことです。
自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール等情報対象車両検索で確認できます。
自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。
また、C-HRにも同様のリコールが発表されています。詳細はこちらの記事をご覧ください。
トヨタ C-HRの最新(2021年5月)リコール情報まとめ【対象車種と発生する恐れがある現象、改善方法について】
トヨタ カローラの不具合の状況
カローラの高圧燃料ポンプにおいて、燃料圧力に対する構成部品の耐圧性能が不足しているため、使用過程でポンプ内部が摩耗や損傷するものがあるようです。
そのため、ポンプ溶接部に亀裂が発生し、燃料漏れに至るおそれがあります。
これをうけてトヨタは、全リコール対象車の高圧燃料ポンプの製造番号を点検し、該当する場合は対策品に交換するという対応措置をとっています。
不具合発生箇所と改善方法
不具合発生箇所燃料装置(高圧燃料ポンプ)改善方法該当する高圧燃料ポンプの交換
トヨタの公式ホームページでは、問題がある箇所と対応方法を以下の図で公表しています。
出典:国土交通省HP
対象となる車両情報
トヨタ カローラ
冒頭でも説明した通り、リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。
開始2018年(平成30年)5月9日終了2021年(令和3年)3月2日
リコール対象車が含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれているとのこと。詳細はお買い求めの販売会社までお問い合わせ下さい。
型式や車台番号、生産台数などは以下の表のとおりです。
型式通称名対象車が含まれる車台番号対象車の台数3BA-NRE210「カローラ」NRE210-6000001~
NRE210-6001444417台3BA-NRE210H「カローラ スポーツ」NRE210-1000001~
NRE210-101334913,293台3BA-NRE214H「カローラ スポーツ」NRE214-0001001~
NRE214-00047013,694台3BA-NRE210W「カローラ ツーリング」NRE210-6000003~
NRE210-60014431,024台
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対象車種かどうかの確認方法
すでに型式や車台番号を把握している場合、トヨタのリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。
該当するリコール等の内容と実施状況の検索(トヨタ公式HP)
わからない場合、以下の方法で確認してください。
型式と年式を確認する方法
車検証(画像は軽自動車のもの)
車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。
型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。
一方で年式は、「初度登録(検査)年月」という項目がそれに該当します。
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車台番号を確認する方法
車台番号(車体番号)とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。
今回対象となるトヨタ カローラの車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。
車検証で確認する
出典:https://www.toyota.co.jp/
車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。
車体の刻印で確認する
車台番号は、車検証のほかにも車体本体に刻印されています。
カローラの場合、運転席下の左右シートレール間のフレームに打刻されているため、そこを見ることで確認することが可能です。
車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
車体番号(車台番号)とは?検索方法から職権打刻の手続きについても
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