スズキ スペーシアの最新リコール情報
2020年11月20日、スズキはスペーシアやアルト、ハスラーをはじめとする一部スズキ車と、OEM提供をしているマツダ車に不具合があったとし、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。いずれも事故の発生には至っていないようです。
スペーシアがリコール対象となっているのは2017年(平成29年)から2019年(平成31年)に生産されたモデル。対象となる方には、ダイレクトメールもしくはスズキ販売店等から案内がされるとのこと。これらの対応は2020年10月20日より随時行われるとのことです。
自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール等の対象車両検索で確認することができます。
自分の車がリコール対象だという案内を受けた場合、お早めに最寄りのスズキ販売店へ連絡・修理を受けるようにと伝えています。修理代などは無料で、費用などは発生しません。
ハスラーなどにはヘッドライトやバックドア用バランサに対してもリコールが発表されています。詳細はこちらで解説しています。
スズキ ハスラーの最新(2020年11月)リコール情報まとめ【対象車種と発生する恐れがある現象】
スズキ スペーシアの不具合状況
©somchai20162516/stock.adobe.com
今回スペーシアに対して発表されたリコールは燃料タンクにおける不具合です。以下の項目でそれぞれの不具合の詳細と改善方法を解説します。
不具合発生箇所と改善方法
不具合発生箇所燃料装置(燃料タンク)改善方法燃料蒸発ガスホースと通気配管を対策品に交換する
樹脂製の燃料タンクにおいて、ガスホースの材料・圧力調整弁の表面形状が不適切なため、圧力調整弁が固着するものがあるとのこと。
そのまま使用を続けると、燃料タンクが変形し、燃料残量警告灯が点灯することなく急な燃料切れが発生、エンストしてしまう可能性があるようです。
改善前と改善後の変化について、スズキは以下の画像で伝えています。
残り何キロ走れる?ガソリンランプ・給油ランプが点灯したら|ガス欠寸前時の対処法も
また、スズキ アルトにも同様のリコールが発表されています。詳細はこちらで解説しています。
スズキ アルトの最新(2020年11月)リコール情報まとめ【対象車種と発生する恐れがある現象】
対象となる車両情報
スペーシア
スペーシア カスタム
スペーシア ギア
リコール対象となるのはスペーシア/カスタム/ギアすべてのうち、以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。
開始2017年(平成29年)11月27日〜終了~2019年(平成31年)4月4日
型式や車台番号、生産台数などは以下の表のとおりです。
型式対象車が含まれる車台番号対象車の台数DAA-MK53SMK53S-100062~
MK53S-19768379,954台MK53S-550021~
MK53S-61745855,698台MK53S-820078~
MK53S-86332332,856台
アルトの確認方法はこちらから
対象車種かどうかの確認方法
すでに型式や車台番号を把握している場合、スズキのリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。
リコール・改善対策・サービスキャンペーン 対象車両検索(スズキ公式ウェブサイト)
型式や車台番号がわからない場合、以下の方法で確認してください。
型式と年式を確認する方法
車検証(画像は軽自動車のもの)
車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。
型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。
一方で年式は、「初度登録(検査)年月」という項目がそれに該当します。
【あわせて読みたい】車の年式とは?調べ方から税金や車検証との関係についても
車台番号を確認する方法
車台番号(車体番号)とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。
今回対象となるスペーシアの車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。
車検証で確認する
出典:https://www.toyota.co.jp/
車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。
車体の刻印で確認する
- エンジンルームを開ける
- 助手席側のバルクヘットの壁を確認する
- バッテリーの上辺りにある刻印が車体番号(例:MK○○S-○○○○)
車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
車体番号(車台番号)とは?検索方法から職権打刻の手続きについても
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