インドネシアで発表された5つのGRスポーツ
インドネシアで発表されたトヨタのGRスポーツモデル5車種(左から「ラッシュGRスポーツ」「ヴェロスGRリミテッド」「アギアGRスポーツ」「ヤリスGRスポーツ(インドネシア仕様)」「フォーチュナーGRスポーツ」)
トヨタがインドネシアで5つのGRスポーツモデルを発表しました。日本仕様とはデザインが異なる「ヤリスGRスポーツ」のほか、日本では販売されていない「ラッシュ」「ヴェロス」「アギア」「フォーチュナー」がGRスポーツモデルとして登場。
その中でも「アギアGRスポーツ」は、GRのスポーティさを持ちながら安価であることから、非常に魅力があるモデルとなっています。
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150万円以下の低価格GRスポーツ!2種類のエンジンを用意
トヨタ アギアGRスポーツ
アギアGRスポーツは、インドネシアのローコストグリーンカー政策に適合する車種としてトヨタとダイハツが共同開発した小型ハッチバック車アギアのGRモデルです。
トヨタ アギアGRスポーツ
コンパクトなボディに1.0リッターまたは1.2リッターのエンジンを搭載し、価格は最上位グレードでも日本円で150万円以下と非常に安価となっています。エンジンは88馬力を発生させる1.2リッター4気筒エンジンと、67馬力の1.0リッター3気筒エンジンの2通り。1.2リッターモデルには5速マニュアルと4速オートマが設定されていて、1.0リッターモデルは5速マニュアルのみの設定です。
トヨタのスポーティな低排気量コンパクト5ドアハッチバックと聞くと、かつてトヨタが日本で販売していたスターレットを連想させます。
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アギアGRスポーツにスターレットの面影が見える?
トヨタ スターレット(EP71)
スターレットの中でも、3代目スターレット(EP71)はそれまでFRレイアウトを採用していたスターレットから一転、FFレイアウトへの転換がおこなわれたモデルです。
700キロ台の軽量な車体に最高93馬力の1.3リッター直列4気筒を搭載し、「かっとびスターレット」としてその軽快さをアピールしました。アギア同様、サスペンション形式はフロントがストラット、リアが車軸式とシンプルなもの。のちに追加されたターボモデルは、「韋駄天ターボ」「辛口ターボ」と呼ばれ、当時スポーツ走行をしていたドライバーの間では日産 マーチ(初代)と並び「FFの基本が学べる車」と人気でした。
現在もトヨタはアフリカ市場においてスターレットの車名をもつ車を販売していますが、そちらはスズキ バレーノのOEMとなっています。
アギアGRスポーツも、かつてのスターレットと同じくモータースポーツの入門として、現地でモータースポーツ活動をしているドライバーたちを支えることでしょう。
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アギアGRスポーツとスターレット(EP71)のスペック
車名アギアGRスポーツスターレット(EP71)全長3,660mm3,700mm全幅1,600mm1,590mm全高1,520mm1,380mmホイールベース2,450mm2,300mm車両重量非公表700~760kg乗車定員5名5名ボディタイプ5ドアハッチバック3ドアハッチバック
5ドアハッチバックエンジン1.2L水冷直列4気筒
1.0L水冷直列3気筒1.3L水冷直列4気筒最高出力1.2Lモデル:88PS/6,000rpm
1.0Lモデル:67PS/6,000rpmEFIモデル:93PS/6,200rpm
キャブレターモデル:81PS/6,000rpm最大トルク1.2Lモデル:11.0kgm/4,200rpm
1.0Lモデル:9.1kgm/4,400rpmEFIモデル:11.3kgm/5,000rpm
キャブレターモデル:11.0kgm//4,400rpmトランスミッション5速マニュアル
4速オートマチック(1.0Lモデルには設定なし)5速マニュアル
4速マニュアル
3速オートマチック駆動方式FFFFサスペンション形式前:ストラット式
後:車軸懸架式前:ストラット式
後:車軸懸架式タイヤサイズ175/65R14175/60R14(最上位グレード)
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アギアGRスポーツは日本でも人気になりそう?
トヨタ アギアGRスポーツ
GR86やGRスープラ、GRヤリスなど、トヨタはGRブランドのスポーツカーラインナップを続々と広げていて、アギアGRスポーツはGRブランドのエントリーモデルとして最適なように見えます。
日本でも販売されるのかどうかが気になるところですが、アギアはインドネシアのローコストグリーンカー政策に適合するために開発されたモデルで、基本的には新興国向けとなるためアギアGRスポーツの日本での販売は期待できません。
しかし、シンプルで軽量、手頃な価格のスポーティな車を望む声は多いため、もしアギアGRスポーツが日本で販売されたらスズキ スイフトスポーツのような人気を獲得できるのではないでしょうか。
今後、日本でもアギアGRスポーツのような車が登場することを期待しましょう。
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