先日、今季限りでの現役引退を表明したディディエ・ドログバ。
マルセイユ時代の活躍が認められて、2004年にチェルシーへ移籍。一時代を築き上げて“レジェンド”と呼ばれるまでになる。その後は幾つかのクラブでプレーし、最後はアメリカ独立リーグのフェニックス・ライジングでスパイクを脱いだ。
ここでは、そんなドログバの“記憶に残る”ユニフォーム姿や、“記録に残したい”ユニフォーム姿をまとめてみた。
Guingamp 2002-03 adidas Home
ユニフォーム:ギャンガン/2002-03/ホーム 背番号:11
ル・マンを経て2001年にギャンガンへ加入。2シーズン目は公式戦39試合で21得点を記録し、マルセイユへとステップアップを果たす。
Olympique Marseille 2003-04 adidas Third 'UEFA Cup'
ユニフォーム:マルセイユ/2003-04/サード(UEFAカップモデル) 背番号:11
2003年にマルセイユへ入団。ギャンガン時代と同じく公式戦39試合で21得点を記録している。UEFAカップは決勝戦でバレンシアに敗れたが、準優勝に貢献した。グレーのユニフォームは、UEFAカップを中心に使用したサードキット。
Chelsea 2004-05 Umbro Third
ユニフォーム:チェルシー/2004-05/サード(※03-04アウェイを継続使用) 背番号:15
2004年にチェルシーへ加入。中央のストライプが印象的なサードキットを着たドログバは、敵地でチャンピオンズリーグ(CL)初戦のパリSG戦で2得点し勝利に貢献。存在をアピールした。
Chelsea 2006-08 adidas Home
ユニフォーム:チェルシー/2006-08/ホーム 背番号:11
チェルシーでの3季目となった2006-07シーズン。チームはリーグ3連覇を逃したが、背番号を15から11に変えたドログバは、リーグ20得点を挙げて得点王を獲得。シーズン全体では、公式戦60試合で33得点の記録を残した。キットはこのシーズンからadidasにメーカーを変更。
Chelsea 2009-10 adidas Home
ユニフォーム:チェルシー/2009-10/ホーム 背番号:11
カルロ・アンチェロッティ新体制となったこのシーズン。ドログバはリーグ戦29得点で再び得点王を獲得。公式戦全体では44試合37得点という驚異的な記録を残した。ユニフォームは複雑なパネル構成が特徴的なデザイン。
Chelsea 2009-10 adidas Third
ユニフォーム:チェルシー/2009-10/サード
サードキットは、ホワイトを基調に細めのボーダー柄がオシャレなデザインだった。
Chelsea 2011-12 adidas Home
ユニフォーム:チェルシー/2011-12/ホーム 背番号:11
ドログバはこのシーズンを最後にチェルシーを退団。最後の試合となったCL決勝戦では、リードするバイエルンを追撃する豪快なヘディングシュートを決める。そしてPK戦に突入したゲームは、ドログバのPK成功で決着がついた。
ビッグイヤーを置き土産に、ドログバは上海申花(中国)へ移籍するが…。
Galatasaray 2013-14 Nike Home
ユニフォーム:ガラタサライ/2013-14/ホーム 背番号:11
上海申花をわずか約半年で退団したドログバは、2012年1月にガラタサライへ加入する。背番号を12から11に変えて臨んだ移籍2年目は、公式戦36試合で14得点を記録。このシーズンはCLで古巣のチェルシーと対戦し、スタンフォード・ブリッジへの帰還を果たした。
Galatasaray 2013-14 Nike Away
ユニフォーム:ガラタサライ/2013-14/アウェイ
このシーズンのアウェイキットは、ブラックとダークグレーの組み合わせ。歴代アウェイキットでも屈指の好デザインだ。
Chelsea 2014-15 adidas Home
ユニフォーム:チェルシー/2014-15/ホーム 背番号:11
契約満了でガラタサライを退団し、1シーズンの契約でチェルシーへ復帰。ジエゴ・コスタらの控えという立場だったこともあり途中出場が多く、公式戦40試合で7得点という結果に終わった。
復帰初ゴールは、敵地で行われた大一番のマンチェスター・ユナイテッド戦。53分に先制点を決めたが、アディショナルタイムに同点弾を許して引き分けに終わっている。
Montreal Impact 2016 adidas Home
ユニフォーム:モントリオール・インパクト/2016-17/ホーム 背番号:11
2度目のチェルシー退団となったドログバの新天地は、MLSのモントリオール・インパクト(カナダ)に。このキットを着た2シーズン目は、公式戦27試合で11得点を記録した。
Phoenix Rising 2018 Macron Home
ユニフォーム:フェニックス・ライジング/2018/ホーム 背番号:11
モントリオールを退団したドログバは、オーナー兼選手として独立リーグUSL(2部相当)のフェニックス・ライジングに加入する。マッチアップの相手は、かつて水戸ホーリーホックなどでプレーした橋本晃司(オレンジ・カウンティ)だ。
Côte d'Ivoire 2010 Puma Home
ユニフォーム:コートジボワール代表/2010/ホーム
2006年大会に続き、2度目のW杯となった2010年南アフリカ大会。ドログバはアルゼンチン代表戦でゴールを挙げている。右肩にチームの愛称となっている象を描いたデザインが印象的だ。
ドログバは大会前の練習試合で日本代表と対戦した際、田中マルクス闘莉王との接触プレーで右腕を骨折してしまう。しかし、本大会には何とギプスを付けて試合に出場。この画像でも右腕は不自然に張っているのが確認できる。
Côte d'Ivoire 2010 Puma Away
ユニフォーム:コートジボワール代表/2010/アウェイ
それまでのコートジボワール代表には無かったボーダー柄。当時のPumaが担当したアフリカ各国のキットは、独創的なデザインが多かった。
Côte d'Ivoire 2014 Puma Home
ユニフォーム:コートジボワール代表/2014/ホーム
3度目のW杯となった2014年ブラジル大会を最後に、ドログバは代表を引退。この大会では日本代表とも対戦しているが、途中出場のドログバがピッチに立つと、途端に空気が張り詰め、ゲームの流れも変わる。恐ろしいまでの“ラスボス”ぶりだった。