28日の午前1時半から行なわれるプレミアリーグのビッグマッチ、リヴァプール対トッテナム。
ここまで8勝1分けと絶好調のリヴァプールに対し、昨季からかなり調子を落としているトッテナムは7位と低迷。まだ3勝3分け3敗と成績が伸びていない状況だ。
楽しみな試合を前に、今回は「リヴァプールとトッテナム両方に所属した選手」を特集しよう。近年の6選手を取り上げるが、ファンなら全員覚えているかも?
ブラッド・フリーデル
リヴァプール所属:1997~2000年
トッテナム所属:2011~2015年
長く活躍したスキンヘッドのアメリカ代表GK。人間離れした反射神経を武器にしたUSAらしいショットストッパーだった。
26歳で加入したリヴァプールでは労働許可証の問題もあって加入が遅れ、しばらく出場機会を得たあとでサブに。ブラックバーンとアストン・ヴィラを経てトッテナムに加入し、44歳で引退するまでチームに貢献した。
クリスティアン・ツィーゲ
リヴァプール所属:2000~2001年
トッテナム所属:2001~2004年
ドイツの名レフティとして知られるツィーゲ。バイエルンの下部組織で育成され、1997年にミランへと移籍。後にミドルズブラと契約してイングランドに渡った。
2000年にリヴァプールに加入したが、違法なアプローチがあったとしてクラブに罰金が課され、さらに負傷でなかなか出場できず。次年度にトッテナムへ移籍したものの、そこでもかなりの時間をリハビリに費やすことになった。
ピーター・クラウチ
トッテナム所属:1995~2000年、2009~2011年
リヴァプール所属:2005~2008年
独特の長身痩躯な体型とロボットダンスで有名なクラウチ。晩年はそのトーク力を生かしてラジオDJとしても活躍し、今夏現役引退を表明している。
トッテナムの下部組織で育成されたが、ローン移籍を経験したあとに退団し、数多くのクラブに所属した。リヴァプールでも3シーズンかなりの存在感を見せている。2009年にはトッテナムに復帰し、初めて「育ったクラブ」でのプレミアリーグ出場を成し遂げている。
ロビー・キーン
トッテナム所属:2002~2008年、2009~2011年
リヴァプール所属:2008~2009年
クラウチと同じような流れではあるが、直接トッテナムからリヴァプールに行き、そして直接トッテナムに戻ったという珍しいキャリアを過ごしたロビー・キーン。
トッテナム時代にはエースとして大活躍したが、憧れのクラブであったリヴァプールへの移籍後はなかなか調子が上がらず、わずか半年で復帰することになった。
ジェイミー・レドナップ
リヴァプール所属:1991~2002年
トッテナム所属:2002~2005年
ロビー・キーンをトッテナムに呼び戻したのはあのハリー・レドナップ監督。その息子であるジェイミー・レドナップも同じくトッテナムとリヴァプールに所属した選手の1人である。
アンフィールドでは人気選手の1人だったが、所属期間の終盤には怪我に苦しめられた。あのカップ・トレブルの際にもシーズンの大半を逃しており、キャプテンを務めながらもピッチ上で貢献できなかった。
ダニー・マーフィー
リヴァプール所属:1997~2004年
トッテナム所属:2006~2007年
クルー・アレクサンドラから1997年にリヴァプールへやってきた献身的MF。地味なタイプの選手であったが、中盤ならばどこでもこなすバーサタイルな資質を武器に貢献し、ファンからも非常に愛された。
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2004年にチャールトンへと移籍した後もイングランド代表に選ばれるなど活躍を続け、2006年にトッテナムと契約。あまり出場機会は多くなかったものの、ベテランとしてチームを支えた。