ついに先日ハメス・ロドリゲスのエヴァートン移籍が決定。レアル・マドリーで干されてしまった天才司令塔が、カルロ・アンチェロッティの下で再起を図ることになった。
そこで今回は、これまでプレミアリーグでプレーしたコロンビア人選手18名のなかから活躍したTOP10を選出してみたぞ。
フアン・パブロ・アンヘル
クラブ:アストン・ヴィラ
イングランドでの成績:206試合62ゴール
2001年にアストン・ヴィラのクラブ記録となる移籍金で加入したアンヘル。トレードマークの長髪をなびかせながらのプレーでファンに愛され、プレミアリーグで7シーズンを過ごした。
ゴール数には波があったものの、2003-04シーズンには公式戦23ゴールを奪うことに成功し、エースとしてチームを長く支えた。現在はロサンゼルスFCのテクニカルアドバイザー。
ウーゴ・ロダジェガ
クラブ:ウィガン、フラム
イングランドでの成績:201試合43ゴール
メキシコのモンテレイやアトラス、ネカクサでプレーした後、2009年1月にウィガン・アスレティックへと加入してきたコロンビア代表FW。それほどゴールを量産するタイプではないが、ときおり見せる強烈なインパクトが魅力だった。
ウィガンで3シーズン半、そしてその後フラムに移籍して3シーズンをプレーし、2部降格後もチームに残留していた。35歳の現在はトルコのデニズリスポルに所属している。
ダビンソン・サンチェス
クラブ:トッテナム
イングランドでの成績:117試合1ゴール
圧倒的な身体能力を見せつける若きコロンビア人DF。アヤックスから2017年にトッテナム・ホットスパーへと加入し、それから3シーズンで117試合に起用されてきた。
今季はヴェルトンゲンがベンフィカへと移籍していったこともあって、さらに最終ラインで重要な役割を担うことになるだろう。
ダビド・オスピナ
クラブ:アーセナル
イングランドでの成績:70試合0ゴール
ウーゴ・ロリスの後釜としてフランス・リーグアンのニースに加入し、その期待に答えて6シーズンレギュラーを担った。2014年のW杯でも活躍を見せた後、アーセナルに加入することが決定した。
ヴォイツェフ・シュチェスニとペトル・チェフがいたためにレギュラーを獲得することはついに出来なかったが、カップ戦を中心に4シーズンで70試合に出場している。
ちなみにハメス・ロドリゲスはオスピナの妹の元夫。
ハミルトン・リカルド
クラブ:ミドルズブラ
イングランドでの成績:115試合33ゴール
2003年には日本の湘南ベルマーレでプレーしたことで知られるハミルトン・リカルド。パラシオスと同郷ということで期待されたものの、J2では微妙だった…とはいえイングランドでの実績は間違いない。
1997年にデポルティーボ・カリからミドルズブラに加入し、4シーズンで2回のチーム得点王に輝くなど存在感を見せた。巨体を生かしたストライカーであった。
ファウスティーノ・アスプリージャ
クラブ:ニューカッスル
イングランドでの成績:61試合18ゴール
成績はそこそこであるが、存在感は圧倒的だったアスプリージャ。強烈なスピードとテクニック、ファンタジーあふれるプレー、そして安定感のなさが最高だった。
ニューカッスル退団後はパルマに復帰し、それから様々なクラブを渡り歩いて2009年に引退。その前年には機関銃を発砲したことで逮捕されていたり、AV男優転身の噂が流れたり、2014年にはコンドームブランドを立ち上げたりと、様々な話題を提供してくれている。
カルロス・サンチェス
クラブ:アストン・ヴィラ、ウェストハム
イングランドでの成績:74試合1ゴール
コロンビア代表では不動のボランチとして中盤を締めまくるカルロス・サンチェス。2018年W杯の日本代表戦ではハンドを犯し、ペナルティキックを与えて退場したことでよく知られる。
2014年にエルチェからアストン・ヴィラに加入し、2シーズンプレー。一度フィオレンティーナに移籍したあと、エスパニョールへのローンを経てウェストハムに加入している。とはいえこの2年はケガでほとんど稼働できず、夏にチームを離れている。
ジェフェルソン・レルマ
クラブ:ボーンマス
イングランドでの成績:55試合3ゴール
リーガのレバンテで活躍を見せた後、2018年夏にボーンマスへとやってきたコロンビア代表MF。その際にはクラブ記録となる3000万ユーロの移籍金が支払われた。
価値はやや高すぎた感もあるが、ボーンマスの中盤には欠かせない選手の一人に。タフなタックルやプレースタイルでファンのお気に入りとなっている。
ジェリー・ミナ
クラブ:エヴァートン
イングランドでの成績:48試合3ゴール
パウメイラスでプレーしたあと、24歳であのバルセロナに引き抜かれたセンターバック。ところが半年でエヴァートンへと移籍することになり、それからはずっとプレミアリーグで戦っている。
195cmに達するというその巨体と攻撃的マインドを武器に、昨季は公式戦33試合に出場するなど中心的な存在に成長した。盟友ハメス・ロドリゲスと同僚となる今季も期待できそうだ。
ホセ・イスキエルド
クラブ:ブライトン
イングランドでの成績:53試合5ゴール
最後の1名は迷ったが、ブライトンで3シーズンを戦っているホセ・イスキエルドをピックアップ。初年度は公式戦36試合に出場して5ゴールを奪い、大きなインパクトを残した。
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ただ、その後は度重なる怪我に悩まされることになり、昨季は1試合もプレーすることができず。とはいえ1年でもいい印象を残したのだから、ファルカオやクアドラード、イバルボよりは…。