ファッション、音楽、映画など各分野で起きている80年代・90年代リバイバルブーム。
ならばサッカーも...という願いを込めて、90年代のセリエAから1998-99シーズンの思い出深いユニフォームをご紹介したい。
このシーズンは中田英寿氏のペルージャ移籍により、日本でもセリエAや海外サッカーへの注目度が急上昇した時代だった。
ミラン(優勝)
ミラン 1998-99 adidas ホーム
ミランの90年代というとLotto社製ユニフォームのイメージが強いが、この98-99シーズンからサプライヤーはadidasに変更。ストライプは太くなり、よりモダンなスタイルへと変化した。
ラツィオ(2位)
ラツィオ 1998-2000 Puma ホーム
セルジョ・クラニョッティ会長時代の大型戦力補強で躍進したシーズンのキット。90年代のセリエAと聞けば、この胸スポンサー「CIRIO」を思い浮かべる人もいることだろう。
フィオレンティーナ(3位)
ジョバンニ・トラパットーニ監督率いるチームは躍進し優勝争いに絡むも、最終的には3位に。胸スポンサー「Nintendo(任天堂)」は、当時のフィオレンティーナを象徴するロゴマークだった。
パルマ(4位)
パルマ 1998-99 Lotto ホーム
この時代のパルマは、ホームキットにジャッロブルー(黄と青)を採用していた。ブルーのボーダーは絞り染めのような“滲み”が特徴的。90年代のパルマと聞けば胸スポンサー「Parmalat」も一緒に思い出される。
ローマ(5位)
ローマ 1998-99 Diadora アウェイ
このシーズンのユニフォームは、袖に連なるルペット(狼)のマークに目が引き付けられる。ホームキットも好デザインだったが、コントラストが色鮮やかなアウェイも印象深い。
ユヴェントス(7位)
ユヴェントス 1998-99 Kappa ホーム
大きめの襟とシンプルなストライプというデザインは、実に伝統的でクラシック。このシーズンは7位と低迷したがユニフォームはトップクラスの格好よさだった。
インテル(8位)
インテル 1998-99 Nike ホーム
キットサプライヤーはUmbroからNikeにチェンジ。現在まで続いているパートナーシップは、この98-99シーズンから始まった。その最初のキットデザインは、どことなくUmbro時代を彷彿とさせる。
ペルージャ(14位)
ペルージャ 1998-99 Galex ホーム
中田英寿氏、デビュー戦でユヴェントス相手に2得点。98-99シーズンのセリエAと聞けば、真っ先にこのユニフォームを浮かべる人も多いかもしれない。
サプライヤーのGalexは当時の会長が経営していたスポーツブランド。レッドを基調にシルバーのグリフォンというユニデザインとともに、このメーカー名も知れ渡った。
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