今季、ビジャレアルで復活を見せているサンティ・カソルラ。彼は幼い頃の怪我の功名によって両足を駆使できるようになった選手だ。
そうした中、『eightyfivepoints』では「5大リーグで最強の両利き選手たち」を特集していた。
これは、Transfermarktのデータに基づいたもの(2014-15シーズン以降のシュート数で算定しているため攻撃陣が多い)。
6位 ウスマヌ・デンベレ(バルセロナ)
逆足シュート率:50%
5位 ピオトル・ジエリニスキ(ナポリ)
逆足シュート率:52%
4位 サンティ・カソルラ(ビジャレアル)
逆足シュート率:53%
3位 イヴァン・ペリシッチ(インテル)
逆足シュート率:54%
2位 アダム・ララーナ(リヴァプール)
逆足シュート率:57%
1位 シモーネ・ヴェルディ(ナポリ)
逆足シュート率:61%
ヴェルディは昨季同じ試合で左右両足でフリーキックを決めて話題になった選手だ。
これはセリエAでも10年以上ぶりの出来事だった。アタッカーでは現役最高の両利きと言える存在かもしれない。
ちなみに、プレミアリーグのアタッカー陣に限るとこうなるという。
赤が右利き選手、青は左利き選手。X(横)軸は利き足でのシュート率、Y(縦)軸はボックス外からの利き足シュート率(PKとヘディングを除く)。
つまり、左下にいくほど逆足でのシュート率が高くなる。
平均すると、これらの選手たちはシュートの78%を利き足で打っており、ボックス外からだとその値は86%に上昇。やはりと言うべきか、左利きの選手は85%と利き足依存度が高い(右利きは76%)。
このなかでは、ロメル・ルカクだけが、利き足でのシュート率が80%を切るレフティだとか。一方、トフォードFWトロイ・ディーニーは132本中126本(95%)を右で打っており、ほぼ左足では打たない。
そして、両利きに近いのが、トッテナムFWソン・フンミンとチェルシーFWペドロ。両者はともに逆足で40%以上のシュートを放っているという。
特にソン・フンミンはボックス外からのシュート92本中43本(47%)を左足で打っている。
彼がプレミアリーグにおける現在最高の両利き選手と言えるだろうとのことだ。