巨大都市はどこも満杯だ。それでも流入する人波は止まらず、高級な不動産物件を求める声も高まるばかり。この不均衡を解消するために、極細の高層ビルが林立しはじめた。そのトレンドの最先端をゆくのがニューヨーク。異星文明のオベリスクを想わせるほど細長い超高層ビルの数々を、英版『GQ』がヴィジュアルとともに紹介する。第5回はセントラルパーク・タワー。
Central Park Tower
セントラルパーク・タワー
2019年時点で、西半球における最高地上高の居住用ビルディングである。
完成すれば世界一高い住居ビルディングとなる「セントラルパーク・タワー」のコンドミニアム物件はすでに売りに出されている。9万2900平方メートルとなるこの高層ビルは31階までが商業施設となっていて、1階~7階にはノードストローム百貨店が入る予定だ。32階から上が住居施設で、約1400平方メートルの屋外テラス、屋内および屋外のプール、プライベート・クラブ、大宴会場(ボール・ルーム)などアメニティも申し分ない。
高さ: 472メートル
階数: 95階
上棟時期: 2019年予定
塔状比:1:14
豆知識:当初の計画では尖塔を追加することで、ニューヨークで一番高い「ワンワールドトレードセンター」(高さ541メートル)より1フィートだけ低くする予定だったが、尖塔の追加は実現しなかった。