ビーイング初の演歌歌謡歌手、父を演歌歌手に持つサラブレッド、サンリオとのコラボ実現や社会貢献プロジェクトの実施、プロ野球選手を目指していた元球児、現在24歳。話題性の高さはそれだけで十分魅力的だが、注目すべきは彼の歌、そのものにある。令和元年初日にデビューを果たした新浜レオンは、持ち前のアスリート精神でルーキーイヤーをひた走り、2019年末の『第61回 輝く!日本レコード大賞』新人賞受賞や、2020年2月の『第34回 日本ゴールドディスク大賞 ベスト・演歌/歌謡曲・ニュー・アーティスト』受賞など、輝かしい実績を築き上げた。アクティヴな活動から得た評価は彼自身の実力によるものだが、真っ直ぐな瞳と屈託のない笑顔には少年の持つ爽やかさが香り、そのギャップも全世代的なファンの心を捕らえて放さない。
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新浜レオンが7月1日、約1年2ヵ月ぶりとなる2ndシングルCD「君を求めて」をリリースする。表題曲の作曲と編曲を手掛けたのは、昭和歌謡からジャニーズ系まで、あらゆるジャンルで大ヒット曲を輩出しきた馬飼野康二。作詞を担当したのは元アーバンギャルドのメンバーで、ジャニーズ系も手掛けるセリザワケイコだ。そして、もう1曲のオリジナルナンバー「佐原の町並み」はビーインググループ創業者であり、所属アーティストの数々の楽曲制作に携わってきた長戸大幸が作詞、作曲、サウンドプロデュースを務めた。新浜レオンのために大御所が力を注いだ2ndシングルは、世代を超越したグッドサウンドと新浜本来の伸びやかなトーンが絡み合って、コロナ禍の鬱憤を晴らしてくれる。また、通常盤Aには野口五郎の「私鉄沿線」、通常盤Bには坂本九の「上を向いて歩こう」をカバー収録。どちらも新浜の思い入れの深い楽曲が収められた。
BARKS初登場インタビューでは、現在までの足跡、2ndシングル「君を求めて」、そして今後について話を訊いた。どんな場面でも変わらぬ、ひたむきで前向きな姿勢と天然気味なユーモアセンス、そして歌への情熱が露わとなった新浜レオンのロングインタビューをお届けしたい。
■これまで目標を達成できたことがなかった
■受賞したことで新たな世界が広がっている
──2019年末の『第61回 輝く!日本レコード大賞』新人賞受賞や、2020年2月の『第34回 日本ゴールドディスク大賞 ベスト・演歌/歌謡曲・ニュー・アーティスト』受賞など、デビュー1年目から華々しい実績を残していますが、まずは受賞当時のお気持ちから聞かせてください。
新浜:平成31年3月に大学を卒業して、令和元年初日となる5月1日がデビュー日だったこともありまして、僕にとってこの日が、いち社会人としてのスタートでもあったんですね。日々たくさんの方々に支えていただきながら活動させていただいた結果、『レコード大賞』の新人賞、そして『ゴールドディスク大賞』でも賞をいただけたことは、みなさんへの恩返しというかたちにもなったので、本当にうれしかったです。
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──ご自身の活動の糧にもなったんじゃないですか?
新浜:そうですね。これまでの僕の人生って、目標を達成できたことがなかったんです。たとえば僕は、小学校から高校まで野球三昧の日々を過ごして、それこそ“甲子園に絶対行くぞ!”とか“プロ野球選手になりたい!”という目標を持っていたんです。だけど、悔しいことに高校では県大会のベスト4で終わってしまい、甲子園出場を果たすことができなくて。
──挫折を経験したと。
新浜:はい。だからこそ『レコード大賞』の新人賞は、“絶対に獲りたい!”って自分の中で強く願っていて。デビューすることで歌い手としての切符をつかみ、賞をいただいたことで新たな目標を達成することができた。そして今、また新しい世界や目標が広がっているんです。ただ、最優秀新人賞に辿り着けなかったという部分では悔しさもあります。それも今後の活動の糧になっていくんだと思います。
──なるほど。現在24歳という若さのレオンさんが、演歌歌謡の歌手になろうと思った経緯を教えていただけますか?
新浜:父親が演歌歌手(TV-CM『伯方の塩』で知られる高城靖雄)ということもあり、生まれたときから演歌や歌謡曲が身近な環境で育ってきたんです。だから、生活の中にも、自分自身の中にも、自然と染み込んでいて。父親のコンサートや、テレビ出演時はいつも観てましたし、CM『伯方の塩』の「僕も家族編」に出演したこともありましたから(笑)。
──そうだったんですね。となると、学生当時は周りの友だちと聴いてる音楽の話が合わなかったとか?
新浜:もう保育園時代から180度違いました。たとえば、クラスのみんなと童謡を合唱するときも、僕が歌うとどこか演歌寄りのこぶしが入っちゃう(笑)。それが先生方にウケたり、校長先生から「この演歌、覚えて歌ってよ」ってリクエストされることも少なくなかったんです(笑)。
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──レオンさんご自身は、当時から演歌や歌謡一辺倒だったんですか?
新浜:いや、ポップスや洋楽を受け付けないなんてことはまったくなくて。友達同士でカラオケに行けば、流行りの楽曲も歌いましたし。でも、そんなときでも演歌とか歌謡曲は必ず歌って、「こういう曲もあるんだよ」って友だちに伝えたりしていましたね。
──高校時代まで野球に没頭して、大学卒業直後にデビューを果たしたレオンさんにとって、大学生活が歌手としての下積み時代になると思うのですが、野球から演歌や歌謡の道への転身はどのように?
新浜:小学校から高校まで野球に没頭していたので、当時父の手伝いはできなかったんですけど、先ほどお話ししたように、音楽的な家庭環境でもありましたので、高校野球の引退直後から父の鞄持ちを始めたんです。最初は身近にいて世話係をする程度だったんですけど、後にバックコーラスや前歌を担当させてもらう日々を過ごしまして。高校野球引退後の高校3年生時から大学の4年間、父のもとでそういう活動で現場を経験していました。
──歌手になるというレオンさんの決意をご家族も応援してくれていたんですね?
新浜:それが、両親に「歌の道にいきたい」と言ったとき、父は「いいよ」とは言わなかったんです。“ついて来られるなら、来い”みたいな感じだったと思います。それに母は、僕が「歌手になりたい」と言った瞬間に顔色が変わって、「それだけは絶対にやめてほしい」って。そんな母、これまで見たことなかったくらいの反応でした。
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──お父様のご苦労や大変さを見てこられているからでしょうね。
新浜:僕自身も父に付いて経験を積めば積むほど、苦労を知ることになるんです。それまではコンサートやテレビで歌う華やかな姿だけを観ていたので、“好きな歌で家族を養えるなんて、こんないい仕事はない”と思っていたんですね。つまり、父は家族に一切の苦労を見せることがなかった。だからある意味、その裏側を見たときにショックな部分がありましたし、同時に、母が「やめてほしい」と言う理由がわかりました。
──それでも決意が揺らがなかった理由は?
新浜:大学3年生のとき、『ミスター大東コンテスト2017』に応募して、ありがたいことにグランプリをいただいたんです。森田公一とトップギャランさんの「青春時代」を歌ったんですけど、そのときの学生たちの反応が忘れられなくて。“歌手になって、若い世代の皆さんにも歌謡曲の素晴らしさを伝えていきたい”と思ったんです。そこで改めて家族に、「歌手になることに決めた」と心から伝えたら、母も「わかった」と理解してくれて。
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■歌っても歌っても答えがない世界
■だからこそ無限の可能性がある
──レオンさんの意志の強さと覚悟が伝わったんですね。グランプリ受賞の翌々年にはメジャーデビューを果たすことになるわけですが、大学4年生の頃にどんな活動を?
新浜:大学のみんなが就職活動している中、僕はひたすら音楽レーベル各社にデモテープを送る日々でしたね。でもやっぱり甘くはなくて、正直いい反応がなかった。でも、ご縁あってビーイングにデモテープを持参することができて。
──ビーイングから演歌歌謡曲の歌手がデビューするということ自体、驚きでしたが、よくオーディションを通過しましたね。
新浜:何より僕がビックリしましたよ(笑)。“演歌歌謡歌手がまったくいないビーイングで……えぇーっ!?”って。まずデモテープを聴いてもらったのが大学4年の6月で、翌月にテスト撮影を行なってみようということになったんです。でも、僕はずっと野球をやっていたので、色は黒いし、体はガッチリしているし、髪も短かったんですよ。だから撮影に向けて、髪を少し伸ばして、日焼けも抑えて、何より減量して、イメージチェンジしたんです。
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──2週間で10キロぐらい減量したと聞いてますが、かなりムチャしましたよね(笑)。
新浜:歌手になりたいという意志をまず形として見せることができればと思って、とにかく痩せようと。“デビューという夢のためなら”という気持ちでガムシャラに飲まず食わずの2週間を過ごし、10キロ痩せてテスト撮影に挑んだんです。そこは野球で培った根性で(笑)。
──アスリートというか、漫画で見るボクサーのように過激な減量の仕方です(笑)。
新浜:でも、今振り返ってみても苦ではなかったんです。野球の練習に比べればなんてことない。何でもやれるっていう気持ちでした。だから、全力で野球に取り組んでいた日々が、大きな力になっていると思うんです。デビューにあたっては、野球よりも歌の基礎を小さい頃から勉強してきたほうがよかったのかなと思ったこともありましたけど、体力や礼儀、気持ちの持ち方を育んでくれたのは、やはり野球なんです。
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──そして令和元年初日、シングル「離さない 離さない」でメジャーデビューを果たしたわけですが、それまではいろんな歌手の楽曲をカバーしてきたと思うんです。デビュー曲となる自身のオリジナル楽曲を初めて聴いたときはどんな印象でしたか?
新浜:まずデモテープを聴いたとき、“これが自分の曲になる!”ってことに感動したというか、本当に経験したことのない感覚でしたね。それに、レコーディングではミュージシャンの方々が一斉に音を出したんですけど、そのときも鳥肌が立って。本当、鳥になるかと思いました。
──……え、鳥肌の立ち方がハンパなくて、人間から鳥になってしまったということ? 鳥が大空へ羽ばたいていくような気持ちの話ではなくて?
新浜:はい。全身鳥肌で、“あ、鳥みたいだ!”と(笑)。
──ははははは。では、初のレコーディングにはどんな準備をして臨みましたか?
新浜:まずは詞を繰り返し読んで、世界観を自分の中でしっかりと作ったんです。そして、いろんな歌い方を試しながら、ひたすら何度も何度も歌ってからレコーディングに挑みました。でもね、歌い過ぎて声がかれてしまったので、スタッフさんに怒られました(苦笑)。
──ははは。アスリート根性で、がんばり過ぎてしまったと。
新浜:そうなんです(笑)。でも、そこまですることでみえたものもあったといいますか。曲を自分のものにするという部分では、歌っても歌っても、答えがない世界なんじゃないかなと気づくこともできたんです。たとえば、皆さんの前で日々歌わせていただいていますが、その日の環境や観てくださる方々の反応など、条件が変わると、同じ曲でも違う風に響くという発見もあって。歌って、本当に無限の可能性があるということを改めて実感しています。
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──令和元年初日のメジャーデビューから、ずっと精力的な活動を行ってきたと思うんです。ところが現在、コロナ感染症拡大防止のために自粛生活を送らざるを得ない状況になって。でも、レオンさんはオフィシャルYouTubeチャンネルでカバー曲を発信するなど、音楽活動を継続してファンのみなさんに元気を与え続けてくれています。まず緊急事態宣言が出たときはどんな気持ちで日々を過ごしていました?
新浜:活動が止まってしまい、最初は頭に不安しかよぎらないような辛い時間が流れていたんです。そんな中、SNSを通じて応援してくださる皆さんから“デビュー曲を何回も聴いてるよ”とか、“レオン君の歌で元気をもらっているよ”という声をいただいて。みなさんに励ましていただいたというか。“僕が下を向いてちゃいけないんだ”って思えたんですね。だからまずは、規則正しい生活をするところから始めて、歌の基礎となる腹式呼吸を見直したり、自宅でできるトレーニングを始めたり。それこそ、アスリート魂でピンチをチャンスに変えていこうと。緊急事態宣言が明けたとき、トレーニングをしていたのとしていないのとでは、大きな差が出ると思ったんです。
──継続こそ力なりは歌も一緒だと?
新浜:そうです。自粛中を準備期間だったり基礎作りの時間にしようと。ですから、ありがたい時間に変えることができたなって思います。もちろん大変な時期ではありましたけれど。
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■こんなに嬉しいことはない
■皆さんの前で歌えることが幸せでした
──そして7月1日、約1年2ヵ月ぶりとなる2ndシングルCD「君を求めて」がリリースされます。作曲と編曲を手掛けたのは、昭和歌謡からジャニーズ系まで、さまざまなジャンルで大ヒット曲を輩出している馬飼野康二さんです。
新浜:ひとりの歌い手として、馬飼野先生に曲を書いてもらうことが僕の夢でもあったんです。昨年秋の1stコンサート(<新浜レオン ファーストコンサート 〜離さない 離さない〜>2019年9月23日@東京 日経ホール)で、馬飼野先生が作曲された西城秀樹さんの「ブルースカイブルー」をカバーさせていただいたんですが、それにあたって先生に直接ご挨拶する機会をいただいたんですね。そこで馬飼野先生には、デビュー曲「離さない 離さない」や僕がカバーした名曲の数々を聴いていただくこともできた。今回の「君を求めて」は、僕のことを知っていただいた上で、僕のために先生が楽曲を作ってくださったという。こんなに嬉しいことはないです。
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──レオンさん自身が、最初に「君を求めて」を聴いたときの印象は?
新浜:“まさにこういう曲が歌いたかった!”って思いました。すごく華やかな世界観ですよね。まず、馬飼野先生にメロディをはじめとする曲を作っていただいて、その曲にセリザワケイコさんが歌詞をつけてくださったんです。完成した楽曲をレコーディング現場とかで歌わせてもらう中で、馬飼野先生が「レオン君の声ならここはこのリズムが合う」と言ってメロディラインを変えてくださったり。どうしたら僕のよさを引き出せるのかを考えながら作ってくださったことも、すごくありがたかったです。
──新浜さんにピッタリの曲を仕立て上げて、それをさらに自らカスタマイズしてくれたという。
新浜:はい。さらに言うと、今回のオケ録り(伴奏レコーディング)では、馬飼野先生自らミュージシャンの方々を集めてくださったんです。それだけでもすごいことですし、その中には増崎孝司さん(DIMENSIONのギタリスト/ビーイング所属)がいらっしゃったりして、なにか縁みたいなものも感じました。オケ録りは本当にシビれましたね。夢のようなレコーディング風景に、いちファンの心境になっちゃったみたいな(笑)。もう心臓バックバクだったんですけど、皆さんの前で歌えることが幸せでしたし、最高のレコーディングになりました。
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──歌詞は狂おしいほどに情熱的な愛を歌ったものですが、レコーディングの際に心掛けたことはありました?
新浜:デビュー曲や他のカバーも含めて、今まで僕は“あなた”っていう世界を選ぶことが多かったんです。だけど、今回は“君”の世界なんですね。日常会話の中で“君”ってあまり使わない言葉ではあると思うんですけど、“あなた”より身近な呼び方じゃないですか。なので、レコーディングでは肩の力を抜いてリズムよく軽やかに歌うことをテーマに臨みました。“君を求めて”という情熱を秘めながら、ありのままの自分を見せるような世界観を意識しましたね。
──歌詞に、“偶然に君を 一目見ただけで 変わってしまった この世界光り出す”という一節がありますが、レオンさんにもそういう経験はありますか?
新浜:“君”を広い意味でとらえると、デビューしてからの一日一日がその連続です。それこそ『レコード大賞』のステージとか、本当に世界が広がって光り出すような感覚でしたから。それに、サンリオキャラクターのシナモロールをデザインされた奥村心雪さんが、僕をイメージしてオリジナルキャラクター“れおすけ”を制作してくださったんですけど、れおすけと一緒にステージに立ったときもパッと世界が広がった感じがしましたね。れおすけってダンスがキレッキレなんですよ(笑)。「君を求めて」は振り付けもあるので、ステージで一緒にパフォーマンスができるといいなと思ってます。
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──もう1曲のオリジナルナンバー「佐原の町並み」は、ビーインググループの創業者であり、所属アーティストたちの数々の大ヒット曲を制作してきた長戸大幸先生が作詞作曲に加え、サウンドプロデュースまで手掛けたナンバーです。
新浜:はい。長戸さんに楽曲制作からプロデュースまでしていただける、しかも歌謡曲を!っていうことにもビックリしました。
──楽曲はレオンさんの地元・千葉県の佐原の町を舞台にしたもので、ダンサブルな仕上がりですね。
新浜:「佐原の町並み」というタイトルにもとてもビックリしたんですよ。最初に曲だけ聴いたときは、爽やかな海のイメージだったんです。その後に歌詞がついて、「曲のタイトルは“さわらのまちなみ”です」って聞いたときは、“さわら…さわら…? さわらってなんだろう?”って(笑)。歌詞を見ると、もろに千葉県の佐原のことを歌っているんですよね。小江戸の風情を残した佐原は、千葉県では有名な観光地でもあって。小学生のときに遠足で行ったこともありますし、デビュー後にはチバテレビの千葉県PR番組でご紹介させてもらったり、僕自身、思い入れがある場所なんですね。
──この曲も長戸先生がレオンさんの背景まで思い浮かべながら作ってくれたんでしょうね。
新浜:だからすごく僕自身に馴染むし、歌っていくうちに新たな佐原の情景が浮かんでくるんです。歌って本当に面白いなと思いました。佐原の思い出がある方も、まったく知らない方も、人それぞれの情景が浮かぶ1曲になったらいいですね。
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■令和を代表する歌い手になる
■っていう目標があるんです
──そして通常盤Aには野口五郎さんの「私鉄沿線」、通常盤Bには坂本九さんの「上を向いて歩こう」がカバー収録されています。まず「私鉄沿線」は、レオンさんの歌声にすごくハマっていて、新たなアレンジも施されています。
新浜:デビュー前から歌ってきた「私鉄沿線」ですし、「野口五郎さんは僕の憧れです」とずっと言い続けてきたんですね。実はNHK総合の番組『うたコン』に初出演させていただいたときに、野口五郎さんご本人と一緒に「私鉄沿線」を歌わせていただいたことがあって。その日を境に、ますます大切な歌になりましたし、できる限り、この曲の魅力を伝えていきたいと思っています。今回のカバーでは、あくまでもオリジナルの魅力を大切にしつつ、新浜レオンとしての魅力を伝えられるアレンジを施していただきました。オリジナル曲にはハモりはないんですけど、『うたコン』では野口五郎さんが主メロを歌って僕がハモりを入れたりというアレンジを施していて、そのハモリアレンジも今回のカバーには入れているので、ぜひ楽しんで聴いていただきたいですね。
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──野口五郎さんからのアドバイスはありましたか?
新浜:『うたコン』収録のときに「がんばって歌ってくれて、ありがとう」って。歌い終わった直後にも「握手しよう」とおっしゃっていただけたんですよ! そのときは一気に幸せが込み上げてきましたし、録画したものを観れば、すぐにその感覚が蘇るくらい僕にとっては感動的で励みになることで。
──「私鉄沿線」もそうですが、「上を向いて歩こう」はオフィシャルYouTubeチャンネルのオリジナル番組『新浜レオンの歌ってレオン♪』でも披露されていました。
新浜:本来『歌ってレオン♪』は、ユーザーの皆さんからリクエストを募って、その中からカバーを歌う企画なんです。だけどこの自粛中、皆さんに“前を向いていれば大丈夫!”というメッセージを一番伝えられる曲として、僕が「上を向いて歩こう」を選曲させていただいたんですね。今はまだ新型コロナウィルスの影響を受けている状況ですし、今回のシングルにメッセージとして収録したいと思って歌わせていただきました。
──これらの楽曲が生で聴くことができる<新浜レオン セカンドコンサート>が9月19日に大阪ビジネスパーク円形ホール、9月21日に東京 日経ホールで開催されることが発表となっています。一年前となる2019年9月に行った<新浜レオン ファーストコンサート 〜離さない 離さない〜>はチケットもソールドアウトするなど大盛況でしたね。
新浜:まだまだ右も左もわからない中で、応援してくださる皆さんとスタッフの皆さんのおかげで成し終えることができたなって、今振り返っても思います。<セカンドコンサート>では、そこから一年を経て、成長した姿を観せることができたらと思っています。がんばりますよ!
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──レオンさんは、デビュー以来、ボランティアなどの社会貢献活動をしてきて、2020年は『新浜レオン エメラルドグリーンプロジェクト』をスタートさせましたね。これは、レオンさん自身のラッキーカラーがグリーンであることに加え、誕生石でもあるエメラルドに“幸運”“幸福”“希望”という意味があることをモチーフとした癒しプロジェクトですが、具体的には2020年を皮切りに、全国47都道府県を訪れるような全国キャンペーンを仕掛けていくそうですね。
新浜:昨年、僕の地元である千葉県に台風被害があったとき、僕もボランティアとして倒木の撤去作業や浸水被害にあった家に行ってお手伝いをさせていただいたんです。“他に何ができるかな?”って考えたとき、僕は発信することができる立場にいるわけで、『新浜レオン エメラルドグリーンプロジェクト2020』を立ち上げて、現状を皆さんにお伝えしていきたいと思ったんです。今はこのような状況のために、活動がままならないところもあるんですが、台風被害もそうですし、千葉県の海の清掃だったり、できることを積極的に継続していきたいと思っています。
──音楽活動はもちろん、社会活動も並行していきたいんですね。
新浜:はい。その他にもやりたいことはたくさんあって。たとえば、既にスタートしているTikTokをはじめ、これから演歌歌謡歌手初の試みにもどんどん挑戦していきたいです。始球式もやってみたいし、この間、たまたまテレビで元野球選手と芸能人の野球対決番組を観たんですけど、演歌歌謡歌手として野球に携わることができたらすごく嬉しいです。
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──幅広い世代の人たちにレオンさんの歌を届けたいというところが今後の目標でもあり。
新浜:それが一番ですね。令和のスタートとともにデビューして、令和を代表する歌い手になるっていう目標があるんです。それを叶えるために、まずはいろいろな方々に知っていただきたいと思っています。
──野球で培った強い精神と肉体もレオンさん自身の大きな財産ですから。
新浜:はい。新浜レオンを知っていただくために何でもやります!という意気込みでがんばります。
取材・文◎牧野りえ
撮影◎野村雄治
■配信シングル「君を求めて」
2020年7月1日(水)発売
【通常盤A (CD)】JBCK-4004 1,227円(税抜)
1. 君を求めて
作詞:セリザワケイコ 作 / 編曲:馬飼野康二
2. 佐原の町並み
作詞作曲:長戸大幸 編曲:鶴澤夢人
3. 私鉄沿線 (カバー)
作詞:山上路夫 作曲:佐藤寛 編曲:佐藤瞬
4. 君を求めて (オリジナルカラオケ)
5. 佐原の町並み (オリジナルカラオケ)
【通常盤B (CD)】JBCK-4005 1,227円(税抜)
1. 君を求めて
作詞:セリザワケイコ 作 / 編曲:馬飼野康二
2. 佐原の町並み
作詞作曲:長戸大幸 編曲:鶴澤夢人
3. 上を向いて歩こう (カバー)
作詞:永六輔 作曲:中村八大 編曲:佐藤瞬, 髙島ユータ
4. 君を求めて(オリジナルカラオケ)
5. 佐原の町並み(オリジナルカラオケ)
▲通常盤A
▲通常盤B
■配信■
「君を求めて」配信
https://niihamaleon.com/info/info_017.html
「佐原の町並み」配信
https://niihamaleon.com/info/info_019.html
■タイアップ■
▼「君を求めて」
・TBS系テレビ『ひるおび!』5月度エンディングテーマ
・BS日テレ『歌謡プレミアム』今月の推薦曲 (6-7月度)
・チバテレ『はじめまして!僕、新浜レオンです!!』テーマソング
▼「佐原の町並み」
・チバテレ『ONGAX』エンディングテーマ
■<新浜レオン セカンドコンサート>
2020年9月19日(土) 大阪ビジネスパーク円形ホール
open17:00 / start17:30
(問)サウンドクリエーター 06-6357-4400
2020年9月21日(祝・月) 東京・日経ホール
open17:00 / start17:30
(問)ホットスタッフプロモーション 03-5720-9999
https://niihamaleon.com/event/event_041.html
■NHK『うたコン』出演記念 “#おうちでレオン”企画
・2020年6月30日(火)放送のNHK総合『うたコン』への出演を記念して、自宅でレオンを応援する“#おうちでレオン”企画を開催することが決定いたしました。
・ご自宅でレオンを応援していただけるように、“新浜レオンオリジナルうちわ”の型紙を配布します。自由にアレンジして、当日は是非テレビの前でレオンを応援してください。
・、“新浜レオンオリジナルうちわ”の型紙は、お近くのセブンイレブンのコピー機で、下記のプリント予約番号を入力すると印刷ができます。
https://niihamaleon.com/info/info_028.html
■特番『「君を求めて」発売記念 [公開生放送]』
7月01日(水) ハレスタ
18:00~
https://niihamaleon.com/info/info_025.html
※2ndシングル「君を求めて」の発売を記念したリリース記念特番
関連リンク
◆新浜レオン オフィシャルサイト
◆新浜レオン オフィシャルTwitter
◆新浜レオン オフィシャルYouTubeチャンネル
◆<新浜レオン セカンドコンサート>特設ページ
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