光浦靖子さんのように海外で学びたい!大人の留学の気になる授業料って?
2021年7月、お笑いコンビ「オアシズ」の光浦靖子さんが留学のためにカナダへと出発しました。今回の留学計画は新型コロナウイルスのパンデミックによって延期され、1年以上を経てついに念願が叶ったのだそうです。
海外留学へ憧れている方も多いのでは?気になる費用をチェックしましょう!
働く女性のなかには、光浦さんと同じように「いつかは海外でじっくり学びたい」「異国の地で自分を見つめ直したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、コロナが落ち着いたら検討したい海外留学について詳しくご紹介します。気になる授業料やおすすめの行き先、留学時の注意点とは?
何を学びたいかを考える
最初に明確にしておきたいのが「留学する目的」です。社会人が海外留学する場合、大きな費用がかかるのはもちろん、退職や休職、マンションの退出手続きといった事前準備が必要になります。せっかくさまざまな準備を済ませて旅立つのであれば、有意義で充実した日々にしたいですよね。
“留学=英語を学びに行く”とイメージする方も多いかもしれませんが、実は留学の目的は多種多様。英語以外の言語を学ぶ、自分の趣味を生かして見識を広げる、今後のキャリアアップに繋がるジャンルなど……まずは自分が何を学びたいのかをじっくり考えてみましょう。
行き先と費用例
今回は大人の女性の留学先として二か所例を挙げてご紹介します。実際の費用や授業内容をチェックしてみてくださいね。
エクスマルセイユ大学フランス語講座(フランス)
フランス最大の港湾都市マルセイユから車で30分ほどの場所にある、フランス南部の小さな町、エクス・アン・プロヴァンス。セザンヌでもお馴染みのこの町にあるのが、エクスマルセイユ大学です。言語クラスだけでなく、フランス文化についての授業が充実しているのも同校の魅力。町全体が美しく、ニースなどのリゾート地にも気軽に遊びに行けます。
大学周辺には、ブドウ畑やラベンダー畑も。外国人に対してフランス語を教える講座には、留学生だけでなくフランス人と結婚をした人や移民なども数多く在籍しています。
週18時間のコースを1年間受講した場合の費用は2,400ユーロ、日本円にして約31万円です。町の中心部から少し離れると家賃もぐっと下がるため、授業料+生活費を考えても比較的リーズナブルだといえるでしょう。
もっとお得に! 留学節約マメ知識フランスで有名なパンといえば、小麦本来のうまみを存分に味わえるバゲット。食費を節約したい場合には、町のパン屋さんで本場のバケットを購入し、自分でハムやチーズを挟んだオリジナルサンドを作るのがおすすめ。ボリュームもあるのでモーニングやランチにぴったりです。
中文大学中国語講座(香港)
「セントラル」の呼称で親しまれている香港の中環から電車で30分ほどの場所にある、九龍島のシャーティン。その町で開講されているのが、中文大学の中国語講座です。
日中に行われている中国語(普通話)のインテンシブクラスは通常3ヶ月単位で授業が行われており、一日3セッションを週5日、1セメスターあたり165回のレッスンを受講できます。密度の濃い授業を高頻度で受講できる本コース。修了後には、日常会話レベルの中国語をマスターできるようになると言われています。
費用は選択するクラスや受講スケジュールによって変動し、仮に2021年9月~12月までに「標準中国語コース」を受講した場合には27,500香港ドル(約39万円)の授業料+学校登録費1,600香港ドル(約2万円)となります。
なお、中文大学では広東語クラスも開講中。香港で使用される主言語が広東語であることも影響し、香港に引っ越して来たばかりの人が多く在籍しています。
今すぐ何か始めたいならオンライン留学もアリ
まだまだコロナパンデミックは続いており、実際に海外へ行くのは少し先になってしまいそう……。「今すぐ学びたい!」と考えている人は、海外留学前の予行練習としてオンライン留学にトライしてもいいかもしれません。
日本にいながら、現地の授業を体験できるオンライン留学。コロナ禍で実施する学校やクラスも増加しました。
ファッション系クラスが充実しているアメリカの「NYファッションインスティチュートオブテクノロジー」では、プログラム終了の証明となる「サーティフィケイト」を取得可能。ファッション業界に勤めている人はもちろん、ファッションに興味を持っている人も楽しく学べますよ。
ビジネススキルを磨きたい人には、「スタンフォード大学LEADオンラインプログラム」がおすすめです。スタンフォード大学が行っている一年間のプログラムで、学費はハイコストの約200万円。しかし、コストがかかる分クラスの内容は非常に充実しており、キャリアップを求めて世界中から多くのビジネスマンが参加しています。
留学先を考えるときの注意点とは?
大人の女性が海外に留学する場合、重要視したいのが「治安」です。治安の良いエリアは家賃が高い傾向にありますが、留学費用を安く抑えるために治安の悪いエリアに住む……という選択は大変危険です。
せっかく海外に行くのに、夜間に外出できないような場所では楽しみも半減。まずは国全体の治安を把握し、“どの地域であれば安全かつ快適に暮らせるのか”を考えてみましょう。
次に考えたいのが、どのような年齢層の人が学びに来ているのかです。10代の学生がほとんどのエリアよりは、年齢や境遇の近い大人が在籍している学校の方が友達もできやすく、楽しい生活が送れるでしょう。
大人だからこそ留学のありがたみがわかる
社会人が海外留学をする場合には、仕事や生活面などさまざまな調整が必要になります。大変な苦労がある分、学生時代の留学とはまた違った有意義な時間を過ごすことができるのです。
新しい人々との出会いや知らなかったことを学べる日々は、自分の価値観をも変える新鮮な時間になるはず。新型コロナウイルスが落ち着いた頃には、光浦さんのように自分探しに出かける人も増えるのではないでしょうか。
文/山根ゆずか