壁と床いっぱいに敷き詰められたカラフルなアナログ写真!「LomoWall(ロモウォール)」と呼ばれるこの展示方法は、世界中で撮影されたアナログスナップ写真を何千、何万枚と並べて壁のように見立てるロモグラフィーオリジナルの展示方法です。
やってきたのはオーストリアのカメラブランド「Lomography(ロモグラフィー)」日本唯一の直営店「Lomography+(ロモグラフィープラス)」。入口で出迎えてくれる圧巻のロモウォールが、訪れた人をそのクリエイティブな世界観へと一瞬で引き込んでくれます。
ここにはすべてのロモグラフィー製品が勢揃いしています。フィルムカメラの知識が全くなくても気後れしないで訪れて大丈夫。どんな商品が自分に合うのかをお店の人に相談して一緒に選んでもらうこともできますよ。
さて、はじめてのロモ製品を選ぶ前に、まずは世界中で愛される「ロモグラフィー」の歴史やロモ流のアナログ写真の楽しみ方について探ってみましょう。
・そもそもロモグラフィーって一体どんなブランド?
・ロモグラフィーは、世界規模のコミュニティ!
・ロモグラフィーの「10ゴールデンルール」って?
ロモホーム」という名のコミュニティサイトを立ち上げて世界中のロモグラファー(ロモグラフィー製品の愛好家たち)が自由に写真を公開・交流できるようにしてきたのだそう。ロモホームを覗いてみれば、フィルム写真の表現の多彩さに誰もが夢中になってしまうはず。お気に入りのロモグラファーを発見してお手本にするのもいいですね。
hintos読者におすすめしていただいたのは、日本人の人気ロモグラファーGOCCHIN(ゴトウヨシタカ)さん。フィルムならではのアナログな技法を駆使したGOCCHINさんの幻想的な作品の数々、ぜひともチェックしてみてください。今すぐにでもフィルムカメラをやってみたくてウズウズしちゃいますよ。
ロモグラフィーの「10ゴールデンルール」って?
フィルムカメラを始めてみたいけど、難しそうと思って躊躇している人は多いのではないでしょうか。そんな人にこそ、初めてのフィルムカメラはロモがおすすめなんです。
ロモグラフィーには、「10 ゴールデンルール」というものがあります。これは、ロモグラフィーのモットーである「Don’t Think , Just Shoot(考えるな、とにかく撮れ!)」に基づいた写真を撮るという行為そのものを楽しむための心得のこと。
“10 Golden Rules of Lomography”
RULE#1 どこに行くにもLOMOをつれていこう。
RULE#2 昼でも夜でもいつでも撮ろう。
RULE#3 Lomographyは人生のジャマじゃなく、人生の一部です。
RULE#4 オシリの位置からも写してみよう!
RULE#5 できるかぎり被写体に接近して撮ろう。
RULE#6 考えるな!
RULE#7 早く!速く!
RULE#8 フレームにおさまるかなんて、知ろうとしなくてOK!
RULE#9 何が写ったか、わかんなくてもOK!
RULE#10 ルールなんかないさ!
これならなんだか自分にも撮れそう!って思えてきませんか?気軽に、自由に、既成概念を取り払って撮りまくるのがロモスタイル。失敗だってウェルカム!思いがけない結果との出会いを楽しむことができれば誰だってロモグラファーの仲間入りです。
さて、ロモグラファーとしての心構えができたところで、後編ではフィルムカメラ初心者の方にもおすすめなカメラやフィルムの選び方、直営店「Lomography+」で受けられるサービスについてご紹介しますのでぜひ合わせてご覧ください。