UEFAは今週月曜日に2024-25シーズンから施行されるチャンピオンズリーグの新フォーマットを発表する。これは欧州最高峰の大会に大きな変化をもたらすことになる。
まず、チーム数が32から36に増えるが、チャンピンズリーグの出場枠(スペインの場合はリーガエスパニョーラの上位4チーム)は維持される。4つの追加出場権は、欧州5番目の主要リーグであるフランス(直接出場権が2から3に増加)、直接出場権を持たないUEFA係数が最も高い国のリーグチャンピオン(現在の場合はトルコ)、そしてUEFAクラブ係数に応じた2つの追加出場権となる。
36クラブを9チームずつのA、B、C、Dの4グループに分け、各クラブの過去5シーズンの欧州での成績をもとに算出されるUEFA係数により、1位から36位までの順位を決定する。例えば、バルサはUEFA係数ランキングでバイエルン、レアル・マドリーに次ぐ第3位である。
■36のチーム
36のチームは一種のリーグ戦を行うが、すべてのチームが互いに対戦するわけではなく、各チームはホームで5試合、アウェイで5試合の計10試合を行う。例えばバルサのようなAブロックのチームは、同じブロックの相手と2試合、Bブロックと3試合、Cブロックと3試合、最後にDブロックのチームと2試合、合計10試合を戦うことになる。第1フェーズでは、現在のグループステージで行われている96試合とは異なり、合計180試合が行われる。
バルサを例にシミュレーションを行ってみよう。
パリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティ(Aブロック)、チェルシー、ドルトムント、アヤックス(Bブロック)、アタランタ、ゼニト、オリンピアコス(Cブロック)、イスタンブール、クラスノダール(Dブロック)と対戦する。このドローにより、バルサはホームとアウェーで交互に1試合ずつプレーすることになる。
第1フェーズが終了した時点で、36チームは獲得したポイントに応じて1位から36位までリーグ戦のように順位付けされる。ポイントが同点の場合は、ゴールアベレージの基準に基づいて解消する。そして、リーグ戦の上位8チームがラウンドオブ16への進出を獲得する。9位から24位までの16チームは、2本勝負のプレーオフで対戦し、勝者8チームがラウンドオブ16への出場権を獲得する。
それ以降のチャンピオンズリーグは、ラウンドオブ16、準々決勝、準決勝、一発勝負の決勝と、現在と全く同じ形式になる。チャンピオンがトロフィーを掲げるために必要な試合数は、現在の13試合から17試合に変更される。
この新しいフォーマットをカレンダーに合わせるために、チャンピオンズリーグは8月下旬から9月上旬の早い時期に開始される。試合が行われる曜日も、火曜、水曜、一部の木曜と拡大される。