朴セリが1998に全米女子オープンと全米女子プロゴルフ選手権を制した朴セリの登場以降、韓国女子ゴルファーたち憧れであり目標になっているが、アメリカだ。
過去20年間、実に多くの韓国女子ゴルファーたちが、本場アメリカで活躍してきた。
韓国ではアメリカで活躍する韓国女子ゴルファーたちを総称して“太極娘子(テグッナンジャ)”とも呼ぶ。日本でいうところの「大和撫子」のようなニュアンスを持つ愛称だが、ここではその中でも選りすぐりのツヨカワ“太極娘子”10傑を一挙に紹介しよう。
(参考記事:イ・ボミ、アン・シネ、そして…韓国女子ゴルファー“神セブン”を一挙紹介!!【PHOTO】)
チェ・ナヨン
世界で躍進する韓国女子ゴルフ。その中でもLPGA(アメリカ女子プロゴルフ協会)ツアーで長く活躍しているのが、チェ・ナヨンだろう。
2004年にアマチュアながらKLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)ツアーで優勝を遂げ、同年11月に17歳でプロ転向。2008年からはLPGAツアーに本格参戦し、2009年にはサムスン・ワールド選手権でLPGA初優勝。2010年には23歳でLPGA賞金女王に輝き、2012年には全米女子オープンも制してしている。
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チェ・ナヨン
端正な顔つきとスレンダーなルックスから人気も高く、多数の企業とスポンサー契約も交わしている。スポンサーの数がその人気ぶりを現すバロメーターだとすれば、チェ・ナヨンは文句なしで韓国トップクラスである。
近年はスランプに苦しみ、優勝から遠ざかるどころか賞金ランクでも下位に低迷しているが、復活が待望されている“ツヨカワ”韓国女子の代表格だ。
ユ・ソヨン
アマチュア時代は韓国代表として活躍し、17歳でプロ転向。2008年にKLPGAツアーで初優勝し、翌2009年には5勝で賞金女王になり、アメリカへ。
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ユ・ソヨン
2011年全米女子オープンした。2017年にはANAインビテーションも制覇。2018年には全英女子オープン3位、全米女子プロゴルフ選手権・準優勝など、メジャー大会で相次いで良い成績を残し、9月には日本女子オープンを制した。
まだまだ続く!! 韓国ゴルフ界の「女帝」「神童」「次世代エース」など要チェック!!
パク・インビ
“女帝”と呼ばれているのがパク・インビだ。とにかく、勝ち取ってきたそのタイトルの数がスゴい。
2008年に出場した全米女子オープンを大会史上最年少となる19歳で優勝すると、2012年にはメジャー大会のエビアン・マスターズをはじめ2勝を飾り、LPGAツアー賞金女王に。
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パク・インビ
翌2013年には、クラフト・ナビスコ選手権(現在のANAインスピレーション)、全米女子プロ選手権、全米女子オープンも制して、LPGA史上63年ぶりとなるメジャー3連勝の偉業を含む年間6勝で、2年連続のLPGA賞金女王に輝くとともに、韓国人選手としては初となるLPGA年間MVPにも輝いた。
2014年は3年連続賞金女王の座を逃したが、全米女子プロゴルフ選手権優勝など相変わらずメジャー大会に強く、2015年には全米女子プロゴルフ選手権と全英女子オープンも制した。
2016年にはリオデジャネイロ五輪で116年ぶりに五輪種目として復活した女子ゴルフで、金メダルにも輝いている。
コ・ジニョン
コ・ジニョンは韓国女子ゴルフ界のメイン街道を歩んできたエリート中のエリートだ。
1995年7月生まれの彼女は、各種アマチュア大会で数多くのタイトルを獲得し、2010年から2012年まで韓国代表も務め、2013年にプロ転向。翌年にKLPGAツアー初優勝し、2015年には3勝、2016年にも3勝、2017年にも3勝とコンスタントに結果を残し、2017年には韓国で行われたKEBハナ銀行チャンピンシップでLPGAツアー初優勝も遂げた。
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コ・ジニョン
2018年からアメリカへ。デビュー戦となったISPSハンダ オーストラリア女子オープンでいきなり優勝している。
次は「逆転の女王」も登場。まだまだ続く韓国女子ゴルフのツヨカワ10傑、要チェック!!
キム・ヒョージュ
6歳でクラブを握り、小学4年生のときに全国小学生大会で優勝。小学6年生で韓国代表ジュニア常備軍(代表候補)に選ばれ、中学3年生で韓国代表になると、韓国の各種アマチュア大会で計14勝を飾って「ゴルフ神童」と呼ばれたキム・ヒュージュ。
2012年にはまだ高校生ながら日本女子ツアーのサントリーレディスオープンを制覇。16歳332日という日本女子ツアー史上最年少優勝記録を大きく更新した(前記録は宮里藍の18歳101日)。
2012年10月には晴れてプロ転向。2013年にはKLPGA新人王に輝き、2014年には全米女子ツアーのメジャー大会であるエビアン選手権で、あのカーリー・ウェプを退けて見事、メジャー初優勝も成し遂げた。
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キム・ヒョージュ
同年のKLPGAアウォードでは大賞(年間MVP)、最多勝(国内3勝)、賞金女王、最少ストローク、ベストプレー賞、海外特別賞の6冠に輝き、それを置き土産に2015年からアメリカへ。
2015年にはJTBCファウンダーズカップ、2016年にはピュアシルク・バハマLPGAクラシックで優勝を飾っている。
キム・セヨン
18歳の2011年にKLPGAツアーでプロ・デビュー。2013年には初優勝を含む3勝を挙げて、賞金ランキング2位という大躍進を遂げた。翌2014年にも2勝。同年年末のLPGAツアーQスクールを通過し、2015年から本格的にLPGAツアーに参戦している。
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キム・セヨン
2018年までの4シーズンでLPGA通算7勝。逆転勝利が多いことから“逆転の女王”という修飾語がつく。また、最終日など勝負所でいつも赤いズボンを着用していることから、“赤いズボンの魔法”と呼ばれることも。
続くはディズニーアニメ『ダンボ』の愛称で知られる長身ツヨカワ美女ゴルファーが登場!!
チョン・インジ
キム・ヒョージュがアメリカに渡るのと入れ替わるように、2015年に韓国で大爆発したのがチョン・インジだ。
まず、KLPGAツアーでは最多勝(国内メジャー2勝含む5勝)、賞金女王(9億1376万833ウォン)、最少ストローク、ゴルフ記者たちが選ぶ“ベスト・プレーヤートロフィー”、そして年間MVPを受賞した。
この年、海外では日本ツアー初出場でいきなりワールドレディスサロンパスカップ優勝。7月には全米女子オープンに初出場・初優勝。10月には日本女子オープンも制した。日米でいきなりメジャー大会を制してしまったのだ。
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チョン・インジ
ちなみに、彼女の韓国ツアー初優勝が2013年の韓国女子オープンだったこともあって、韓国国内では「韓米日メジャー大会“三国統一”」と騒がれているほとだ。
そして2016年からアメリカへ。いきなりエビアン選手権を制するなどLPGAツアー1年目から結果を残すが、2017年は未勝利。ただ、2018年はKEBハナ銀行チャンピオンシップを制して、復調の兆しが見え始めている。
パク・ソンヒョン
2015年に才能開花させた、“韓国女子ゴルフ界期待の次世代エース”とされるパク・ソンヒョン。2015年に韓国女子オープンでプロ初優勝をメジャー制覇で飾ると、その年に3勝を挙げてトップ選手の仲間入りをした。
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パク・ソンヒョン
翌2016年には7勝を飾って賞金女王に輝くと、2017年からアメリカへ。全米女子オープンやLPGAカナダ・パシフィック女子オープンを制し、2018年にはテキサスLPGAシュートアウト、KPMG女子PGA選手権、インディ女子インテック選手権と3勝を飾り、アメリカでも安定した強さを発揮している。
最後を飾るのはアメリカ生活が長い“太極娘子”のベテランたち!!
エイミー・ヤン
2009年からLPGAツアーでプレーする“太極娘子”のベテラン。LPGA通算優勝回数は3回。2013年のKEBハナ銀行チャンピオンシップ、2015年のホンダLPGA、2017年のホンダLPGAに優勝している。2016年リオデジャネイロ五輪にも出場している。
チ・ウンヒ
1986年5月生まれで、19歳だった2007年からアメリカに渡ってプレー。LPGAツアー本格参戦となった2008年にはウェグマンズLPGAでツアー初優勝、2009年には全米女子オープンも制して、一躍、世界の注目選手に躍り出た。
2017年10月のスウィンギングスカート台湾選手権で8年ぶりの優勝に成し遂げ、2018年3月にはキア・クラシックを制してLPGA通算4勝目になった。
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エイミー・ヤン
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チ・ウンヒ