29年目を迎えたJリーグでは、これまでにさまざまな選手がピッチに立ってきた。今回は、サンフレッチェ広島に所属した選手で最も多くJリーグの試合に出場した外国人選手を紹介する。※成績はJリーグ通算、データは11月26日時点
5位:ヴェルディからきたブラジル人FW
ドウグラス・ヴィエイラ(ブラジル)
生年月日:1987年11月12日
Jリーグ通算出場数:75試合
在籍時期:2019-
サンフレッチェ広島の歴代外国人最多出場ランキング5位は、ドウグラス・ヴィエイラだ。ここまで75試合に出場している。
2016年から東京ヴェルディでプレーしていたブラジル人のドウグラス・ヴィエイラは、2019年にサンフレッチェ広島に加入。J1初挑戦の1年目に7ゴールを決めると、2年目は8ゴールを挙げた。
今季はここまで19試合に出て6ゴールを記録。今季のチームでジュニオール・サントスに次ぐ2位の得点数だ。今月34歳になったベテランは、柏レイソル戦のハットトリックなどでインパクトを残している。
4位:FKも得意なCB
イリアン・ストヤノフ(ブルガリア)
生年月日:1977年1月20日
Jリーグ通算出場数:85試合
在籍時期:2007-10
イリアン・ストヤノフがサンフレッチェ広島の歴代外国人最多出場ランキング4位だ。3シーズン半にわたって所属し、85試合に出場した。
ブルガリア代表のストヤノフは、2007年にジェフ千葉に加入して日本でのキャリアを始めた。その後2007年シーズン途中に退団してサンフレッチェ広島と契約している。DFが本職だがテクニックに長けた選手で、FKも得意だ。
現役引退後も日本を拠点に活動するストヤノフ。今年10月からは、カマタマーレ讃岐でコーチを務めている。
3位:PKも蹴った守備の要
トニー・ポポヴィッチ(オーストラリア)
生年月日:1973年7月4日
Jリーグ通算出場数:87試合
在籍時期:1997-2001
サンフレッチェ広島の歴代外国人最多出場ランキング3位は、トニー・ポポヴィッチだ。5シーズンにわたるプレーで、87試合に出場した。
オーストラリア人のポポヴィッチは、1997年にサンフレッチェ広島に加入。オーストラリア人指揮官のエディ・トムソン監督が連れてきた形でやってきた。193cmの長身でサンフレッチェ広島の鉄壁の守備の要になると、PKキッカーも担当。絶対的な信頼を得ている。
サンフレッチェ広島で活躍したあとは、イングランドのクリスタル・パレスへ。当時2部だったチームのプレミアリーグ昇格にも貢献した。
2位:Jリーグ初の韓国代表選手
ノ・ジュンユン(韓国)
生年月日:1971年3月28日
Jリーグ通算出場数:138試合
在籍時期:1993-97
ノ・ジュンユンがサンフレッチェ広島の歴代外国人最多出場ランキング2位だ。5シーズンにわたって所属し、138試合に出場した。
大学在学中の1990年に韓国代表デビューを果たしたノ・ジュンユンは、1993年にサンフレッチェ広島に加入。Jリーグ初の韓国代表選手となった。そのため、韓国では強い反発もあったが、サンフレッチェ広島では愛される選手となっている。
サンフレッチェ広島退団後はオランダのNACでヨーロッパ挑戦。その後、セレッソ大阪とアビスパ福岡でプレーした。
1位:3度の優勝に貢献
ミハエル・ミキッチ(クロアチア)
生年月日:1980年1月6日
Jリーグ通算出場数:221試合
在籍時期:2009-17
サンフレッチェ広島の歴代外国人最多出場記録は、ミハエル・ミキッチの221試合だ。2位以下に大差をつけての首位である。
ミキッチは母国クロアチアのほか、ドイツのカイザースラウテルンでのプレーを経験したあと、2009年にサンフレッチェ広島に加入。すぐに定位置をつかんで主力になると、2012年、13年、15年の優勝に貢献するなど、活躍を続けた。
2017年に契約満了で退団となったミキッチは、9シーズンにわたってサンフレッチェ広島でプレー。2018年に湘南ベルマーレでプレーし、現役を引退した。
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